Amazonで販売していると、「Amazonセラーセントラルにログインできない」といった事が稀に起きます。
ログインが出来なくなる原因は様々ありますが、出来るだけ早いうちに解決しておくことをオススメします。
単純にパスワードが間違っているだけならまだ良いですが、アカウントが他人に乗っ取られていたり、停止もしくは閉鎖している可能性も考えられます。
そこで今回は、Amazonセラーセントラルにログイン出来ない原因と対処法、更にはアカウントを健全に運営して行くための方法を解説していきます。
今回の記事で分かること
✓Amazonセラーセントラルにログインできない原因
✓Amazonセラーセントラルにログインできない時の対処法
✓アカウントを健全に運営していくために意識する事
目次
Amazonセラーセントラルにログインできない原因と対処法①
セラーセントラルにログインが出来なくなった場合、何故ログイン出来なくなったのか?
ログイン出来ない原因によって対処法が異なるので、まずはその原因から突き止める必要があります。
Amazonのシステム障害
ごく稀にAmazonでシステム障害が起きて、ログインできない場合があります。
この場合はAmazonにメッセージを送って指示を仰ぎましょう。
セラーセントラルのログイン画面より、「ヘルプ」をクリックします。
画面左下の「問い合わせ」をクリックします。
画面が変わったら「問い合わせ」をクリックします。
後は問い合わせしたい内容を入力をしたら送信をし、Amazonからの返事を待ちましょう。
パスワードを忘れてしまった
ログインできない原因が「パスワードを忘れてしまった」というケースもあると思います。
この場合はパスワードの再設定が必要になります。
再設定は、セラーセントラルのログイン画面より「パスワードを忘れた場合」をクリックします。
次にメールアドレスを入力する画面に切り替わるので、登録しているメールアドレスを入力します。
そのメールアドレスに再設定用のURLが記載されていますので、そのリンクから再設定を行えば完了です。
メールアドレス・パスワードが変更されている
パスワードの再設定をする際に、メールアドレスが違うといった場合、アカウントが乗っ取られている可能性があります。
この場合はAmazonにメッセージを送って確認してもらう他ありません。
もし急にAmazonからメールが来ないと感じたら、乗っ取られている可能性があるので早急に確認しましょう。
クレジット決済が正常に行われていない
Amazonでは出店するのに、月額4,980円(税別)の費用が発生します。(大口出品のみ)
月額登録料はクレジットカードからの引き落としか、売上がある場合には売上から引かれます。
売上もなく、カードも止められている場合、登録料の支払いが出来ないので、Amazonアカウントが停止する可能性があります。停止になるとログインが出来なくなったりするので、支払いは忘れずに行いましょう。
ネット環境を確認する
ログインできない原因が”ネット環境”が問題の可能性もあります。
この場合、デバイスを変えて試してみるか、違う回線を使ってみましょう。
また、公共のフリーWi-Fiを使うのは出来るだけ避けましょう。フリーWi-Fiはハッキングに会いやすいので、個人情報が流出する恐れがあります。
ブラウザを変えてみる
ログインできない原因が”ブラウザ”にある可能性があります。
ブラウザはwebサイトを閲覧するためのソフトの事で、有名なブラウザには「Internet Explorer(IE)」「Microsoft Edge」「Google Chrome」「Safari」「Firefox」「Opera」などがあります。
このブラウザに溜まったCookie(ユーザー情報を保存するもの)やキャッシュ(web情報を保存するもの)が原因でログイン出来ない事もあるので、これらが原因の場合はCookieやキャッシュを削除する必要があります。
ここではGoogle Chromeを例としてやり方を紹介します。
まず、Googleのトップから右上の「矢印マーク」から「設定」をクリックします。
下の方に行くと、「閲覧履歴データの削除」という項目があるので、クリックすれば削除する事が出来ます。
Amazonテクニカルサポートに問い合わせる
原因を調べたけど、ログイン出来ない理由が全く分からない…という場合もあると思います。
そうなってしまったら、後はAmazonに直接聞く他ありません。ログイン出来ない理由はAmazonが知っているので、Amazonテクニカルサポートに問い合わせてみましょう。
Amazon出品用アカウントが停止or閉鎖されている
Amazon出品用アカウントが停止or閉鎖されている場合は、当然ですがログインする事ができません。
基本的に停止や閉鎖の場合は、Amazonからメールが来るのですぐに分かると思います。
アカウントが停止or閉鎖される原因は?
停止や閉鎖になってしまった場合はしょうがないですが、何故アカウントが停止or閉鎖するのか?
この理由をしっかり把握しておく事で、リスク管理にも繋がるので、しっかりと理解しておきましょう。
偽物などの商品を扱っている
Amazonで一発でアカウントが止まる可能性があるのが「偽物」の販売です。
知らずに偽物を販売した場合でも、Amazonは容赦なくアカウントを停止してきます。またAmazonが出品を禁止している商品を出品した場合も同様です。
Amazonが出品を禁止している商品
・非合法の製品および非合法の可能性がある製品
・許認可
・リコール対象商品
・不快感を与える資料
・ヌード
・「アダルト」商品
・アダルトメディア商品
・18歳未満の児童の画像を含むメディア商品
・オンラインゲームのゲーム内通貨・アイテム類
・Amazon.co.jp限定 TVゲーム・PCソフト商品 同人PCソフト 同人CD
・一部ストリーミングメディアプレーヤー
・Amazon Kindle商品
・プロモーション用の媒体 一部食品
・輸入食品および飲料 ペット
・動物用医薬品
・Amazonが販売を許可していないサプリメント・化粧品・成分例品
・医療機器、医薬品、化粧品の小分け商品
・海外製医療器具・医薬品
・海外直送によるヘルス&ビューティ商材
・ペダル付電動自転車
・ピッキングツール 盗品
・クレジットカード現金化
・広告
・無許可・非合法の野生生物である商品
・銃器、弾薬および兵器
・不快感を与える商品
・制裁対象国、団体並びに個人
上記の商品を出品した場合も、アカウントの停止や閉鎖に繋がるので注意しましょう。
中古を新品として出品している
以外にやりがちなのが、中古商品を新品として出品してしまう事です。Amazonでは、例え未使用であっても”開封済み”の商品は新品として出品する事ができません。
また以下の商品に該当する商品も新品として出品できません。
バレなければ良いという問題ではないので、しっかりと適正なコンディションで出品するようにしましょう。
商標権の侵害・真贋調査の対象となる商品の出品
Amazonで近年増えているのが、商標権の侵害や真贋調査によるアカウントの停止や閉鎖です。
これらは顧客やメーカーからのクレームによって発生する事がほとんどです。
メーカーからのクレームは、簡単に言えば”ウチの商品を許可なく販売するな”という事で、メーカーからのクレームが来る商品には特徴があります。
例えば、以下のようなモノレートの形は注意が必要です。
出品者が極端(1人や2人)に少ない商品
出品者の減り方が異常
メーカー公式が出品している
リサーチをしていて、上記なような商品の場合は仕入れないようにしましょう。
ライバルからの嫌がらせ
アカウントの停止に繋がる原因の一つにライバルからの嫌がらせがあります。
嫌がらせ方法は様々で、偽物といってクレームを入れたり、商品の抜き取りを行ったりしてきます。
Amazonは「お客様第一主義」なので、基本的に購入者の意向を重視するので泣き寝入りする事が多いです。
防ぐ方法はありますが、100%ではないのでもし嫌がらせがあったら、諦めずにAmazonに抗議しましょう。
停止している場合は「改善計画書」を提出しよう
停止からの復活は「改善計画書」の提出が必要です。
停止になった場合、停止になった旨を伝えるメールの中に、改善計画書のテンプレートがありますので、その項目に沿った内容を記載して提出しましょう。
1.今回発生させた規約違反の内容:
2.今回発生させた規約違反の原因:
3.同じ違反を起こさないための具体的な改善策:
4.改善策を実施した場合の効果:
5.改善策の実施期日:○年○月○日までに実施:
6.改善策の効果が見込まれる時期:○年○月:
7.改善策実施責任者氏名
閉鎖からの復活は難しい…
停止からの復活はまだ可能性もありますが、閉鎖からの復活はほぼ無理だと思った方が良いです。
もちろん100%ではありませんが、時間と労力を考えると新規にアカウントを作成した方が懸命です。
新規にアカウントを作る場合には、閉鎖となったアカウントと紐付かないように注意しましょう。
長年放置しているとログインできない事も!
アカウントを長年放置していた場合もログインが出来なくなることもあります。理由としては以下の2つが考えられます。
・長年ログインされていない事によるアカウントの凍結
・2段階認証の未設定
使わない場合は「休止設定」をしておく
もし長期に使う予定がない場合は、アカウントの「休止設定」をしておきましょう。
休止設定はセラーセントラルトップ画面の「設定→出品用アカウント情報」から行います。
休止設定をクリックしたら「休止」にチェックを入れて保存すれば設定は完了します。
2段階認証はしっかりやっておこう
アカウントを守るという意味でも「2段階認証」は設定しておきましょう。
2段階認証は「Google認証システム」又は「Microsoft Authenticator」というスマホの認証アプリが必要になります。
設定についてはすぐ終わりますので設定しておきましょう。
設定方法はこちらからご確認ください。
アカウントを健全に運営していくために
ログイン出来なくなる原因は様々ありますが、もし事前に回避できる原因だとしたら、今のうちにきちんと対策をしておくべきです。
そのためにも、日頃からアカウントの運営には細心の注意を払っておきましょう。
メールアドレスやパスワードをしっかり管理する
ログインで使うメールアドレスやパスワードの漏洩には十分注意しましょう。
第三者に知られないように、パスワードも定期的に変えて、しっかりと管理しておきましょう。
真贋調査の対象となる商品を扱わない
アカウントの停止や閉鎖の原因のほとんどが、この”真贋調査”の商品を扱った事によるものです。
真贋調査の対象となる商品というのは、モノレートやAmazonの商品ページで大体分かるので、仕入れる前には必ずチェックしておきましょう。
販売実績を積んでAmazonからの信頼を得る
同じ商品を販売していても、アカウントが停止する人もいれば、しない人もいます。これは、Amazonからの信頼(実績)も少なからず影響してきます。
例えば、高評価が1,000の人と10の人では、1,000の人の方が当然Amazonからの信頼は高いです。その他にも配送の遅延(自己配送の場合)などでパフォーマンスが低い人などは、しっかりとAmazonからの信頼を得る必要があります。
いかがでしたでしょうか?
ログイン出来なくなった場合は、まずは慌てず原因を究明しましょう。もしそれでもログイン出来ない場合は、Amazonに直接聞くことが解決の近道になります。
セラーセントラルにログイン出来なくなる理由は様々ありますが、事前に対策できる事もあります。
また、アカウントは一度止まると復活するのが難しく、復活させるにも労力や時間もかかります。
日頃からアカウントは大事に運用していきたいですね。