チケットキャンプでは売れないチケットを販売する合法的な2つの方法

チケットキャンプが閉鎖されたのは2018年のこと。

(これには衝撃を受けましたね~)

チケットキャンプは今まで、転売屋や一般の方もお世話になっていたと思います。商標権侵害や規約違反が相次ぐことにより閉鎖に追い込まれたわけですが、アンチな人もいるし、今でも使いたいと言ってるのがチケットキャンプです。


(上記はチケットキャンプを使いたい派の意見です)


(上記はチケットキャンプをアンチと思っている派の意見です)

このように、様々な意見が飛び交うチケットキャンプですが、閉鎖された原因は以下のとうりです。

商標権の侵害
転売屋とグルになっていた

上記の2つがあげられます。

手数料も安く、チケットを販売するには最適だったチケットキャンプですが、閉鎖に追い込まれた事によりチケットを売れなくなってしまいました。

また最近では迷惑防止条例というものも発足され、ますますチケットの販売方法に困ってしまいます。

では、そんなチケットの販売を安全に行うにはどうしたら良いか?という事で、今回は記事にしていこうと思います。

目次

チケットキャンプに強制捜査が入った本当の理由

一番大きな理由、それは商標権の侵害だったと言われています。

具体的に商標権侵害に認定されたのは、以下のサービスです。

  • ジャニーズ通信 Johnny’s News Service
  • 宝塚歌劇倶楽部 Takarazuka Revue Club

名目上はジャニーズ応援キャンペーンなどと謳われていましたが、実質的に利益を得るのはチケットキャンプで、生まれた利益をジャニーズや宝塚歌劇団とシェアしていれば、もしかしたら継続していたかもしれません。

正式に商標権侵害と不正競争防止法に違反しているとされてしまったため、チケットキャンプは逃げることができなくなりました。

チケットキャンプが起こした業界への業務妨害への全容

その流れで起きているのが利益妨害です。

チケットを定価で販売している正式な代理店や運営側とすると、チケットキャンプのように大量に仕入れられてしまい、定価の何倍もの価格で販売されてしまっては、ファンの方々のお財布が苦しくなってしまう。

いや、実際に苦しくなってしまったので、業務妨害にもなってしまったわけです。

本当は迷惑していた購入者達の声

面目上は「高いけど、チケットが手に入るからありがたい」というコメントもありましたが、立派な心理操作、市場操作による結果です。

”チケットを手に入れさえすればいい”方からすると、チケットがいつでも手に入るチケットキャンプのような存在はありがたかったかもしれません。

しかし、実際に利益に跳ね返ってくる運営側や正規代理店からするといい迷惑だったのです。

当時は本人確認や規制の強化すらなかった

まだ法律違反になっていなかったから、当然といえば当然かもしれません。

チケットキャンプの運営会社であるフンザの親会社のミクシィは、共に協議を進めていたという情報もありましたが、結局チケットキャンプのみで対策を打つという流れになりました。

そこから本人確認や規制の強化を行ったのは、問題が明るみになってから1年以上経過してからだったということです。

もはや業務停止しても仕方なかったのかなと思ってしまいます。

いま出来るチケットの”譲り方”と注意事項

様々な背景を踏まえると、チケットの譲り方を考えなければなりません。

チケットを譲り受けた方も良い取引だと思っていただくためにも、売る側がしっかり管理しなければなりません。

いま時点でわかっている売り方は以下の2つです。

  • 各種オークションでの譲渡
  • チケット流通センターでの譲渡

名目上【譲渡】と発言していますが、内容的には転売とほぼ変わりません。

この後注意点もお話しますが、まずは譲渡の方法をよく確認していただきたいと思います。

注意事項1:オークションへ譲渡

オークションでの譲渡は実際に行われている譲渡方法です。

実際にどのオークションサービスで譲渡すればいいのでしょうか?

方法としては2つです。

  • ヤフオク
  • 楽天オークション

代表的なのがこの2つです。

しかし、気をつけなければならないことも多いです。

利益目的と見なされてしまうと、ダフ屋行為として認定されてしまいかねません。

ちなみにダフ屋とは、乗車券や入場券、観覧券などを利益を得る転売目的で手に入れ転売する業者のことですが、どこからがダフ屋でどこまでがダフ屋じゃないかという判断基準は曖昧です。

細かいところを言ってしまえば、少々の転売ならばダフ屋として認識されないのではないかとさえ言われています。しかし、その程度の小銭で犯罪か犯罪じゃないかを考えているよりは、真っ当な別のビジネスに着手したほうがいいと思います。

どうか気をつけてください。

注意事項2:チケット流通センターでの譲渡

チケット流通センターは今現在、チケットの譲渡方法としてはかなり有力です。

未だにチケット転売として収入を得ている人は多いですが、それでも以前よりはかなり減っている印象を得ています。

注意することはオークションのところでお話した内容とほぼ同じです。

【継続的に利益を得ているか得ていないか】

これが最も大きな判断基準となります。

チケットを大量に買った実績や、同じようなチケットを何枚も出品していたり、明らかに高額でチケットを売ったりしていなければ、早々に【利益を得ている】と断定されることはないと推察されます。

ただしこればかりは、まだダフ屋行為で捕まった人があまりおらず、実例が少ないために、判断を早めることはできません。また、チケット流通センターでは細かい個人情報の確認を、売り手に対して執り行っています。

他にも売り手に対して法律違反が出来ないように細かい審査がたくさんあり、転売を行うこと自体がかなり狭い門となっています。

今では逆に、買い手側が行う詐欺や騙しが生じているくらいで、それだけ安全だということの現れだとも言えます。

下記はチケット流通センターを安全委利用する為のガイドです。

続いて、念を押してお話しておきたいことがあります。

チケット転売は法律違反であるという事実

どこからが法律違反で、どこまでが法律違反ではないかは、チケットを譲る・転売する人たちの永遠の課題にようなものです。

まず、違法ではないと言われている譲り方についてお話します。

  • 行くつもりだったチケットを転売するのは違法ではない
  • 利益目的で購入したチケットでなければ違法ではない
  • 双方の合意が取れれば違法ではない

ということです。

逆に、違法と言われるのはどの時点かをお話します。

  • プレイガイドや興行社側の規定を違反している
  • 迷惑防止条例など法律の侵害
  • その時は双方合意でも、明らかに高額で後から通報された

また、本人確認が必要なチケットは転売できませんし、「席を勘違いした」とか「買う日程を間違えた」というミスに対しては、かなりの注意を受けます。

しかも、間違えてキャンセルを申し出た買い手の方ではなく、売り手のかたに超高額なキャンセル料が生じるという現状です。

それでもダフ屋行為がなくなりません。

ダフ屋行為をするために、電子チケットを購入したスマホを現地で免許証などと交換して、ライブが終わったら免許証と引き換えにするなどという、細かい所作を加えたダフ屋もあります。

自分はその場に行かず、仲介で購入からチケットの手渡し、ライブが終わるまで近くのカフェやお店で待機する役割を”買われる”人も出てくる始末です。

残念ながら、そういうビジネス展開をして「時間が出来るし収入にもなる」と言っている人もいるようです。

ここまでして小銭を稼ぎたいかという心理には、どうしても理解できません。

そこまでして数千円、数万円を得たいのであれば、本気で物販や転売のビジネスをオススメします。

今後も気をつけるべきチケットの譲渡手段

チケットの譲渡には、あまり表沙汰にならない注意事項がたくさんあります。

もちろんですが、意図的なダフ屋行為はしっかり処罰されます。

しかし逆に、ダフ屋としてではなく、利益を元々は得るつもりはなく「たまたま発生してしまった」という感覚であれば、いきなり処罰はされないようです。

法律に触れるのは「意図的な利益発生の手段としてのチケット転売」ということですから、節度を守って利益に目がくらまなければ、法律を犯すことはないでしょう。

ただし、やはり人間なので、サラリーマンに取ってみれば、チケット一枚につき5,000円とか10,000円といった利益が生まれれば、お小遣いになるからうれしいですよね。

そこでインプットしておいていただきたいお話があります。

人の行く裏に道あり花の山

株式投資の格言で有名な一句です。

株式投資の際には群集心理で動いてしまいがちで、チケット転売をはじめ、ビジネス全般においてこのことわざは有効です。

人が行く道というのは、目先の利益が生まれる道。
裏にある道というのは、目先の利益ではなく長期的な視点。

そう考えると、目先の利益を得るためにチケット転売を試みなくても、仮に収入を上げたいのであれば、もっと別のビジネスを始めるキッカケになると思います。

手取り30万円くらいのサラリーマンにとって、チケット一枚10,000円を得られて、しかもスキルがそれほど必要ないビジネスは、とてつもなく魅力的です。

しかし、だからこそそこに落とし穴があると思ってください。

間違っても「人が怖がって逃げるチケット転売だからこそ稼げる」などという誘惑に負けてはなりません。

高い収入を得るには、高い収入なりの責任も伴います。

覚悟が弱いけど利益だけ求めて目先にぶら下がっているエサに釣られる”馬に人参”状態の人は、何をやっても上手く行かないでしょう。そんな考えなら一生サラリーマンの方が安泰だと思います。そうはならないようにするために、まずは自分のスキルを磨くことです。

知見を広げて行動しましょう。

その先にきっと、あなただけの花の山があるはずです。

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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