今回の記事ではチケット流通センターを安心安全に使う為に、下記の内容について書いております。
1、チケット転売は違法なのか?
2、個人がチケットを売ることは違法なのか?
3、安心してチケットを売買するためには
チケット流通センターといえば、チケット売買サイトで最大手と言っても過言ではありません。そんな最大手のチケットを売買する役割のあるチケット流通センターですが、個人がチケットを売ったり買ったりする行為は違法なのか?という疑問がございます。
下記のツイートをご覧ください。
(うぇっ。チケットって高く売っちゃダメなの?)
そう思った方も多いと思います。それらの疑問を解決すべく、冒頭でも述べましたが今回の記事ではチケット流通センターでトラブルに巻き込まれることなく、安心安全に利用する方法を書いていきます。
目次
チケット流通センターで個人がチケットを販売することは違法なのか?
チケット流通センターで個人がチケットを販売することにおいて、その行為がそもそも違法なのか?という点において、結論をいうと下記になります。
・個人がチケットを販売するのは合法
・ただし販売価格は定価のみ
・定価を超えると違法
・利益が出るかどうかがポイント
ということになります。
つまり、基本的には違法ではないが定価を超えた価格で販売すると基本的にはアウト。という事ですね。チケットを販売する際は、これについては下記の記事にて詳しく解説しておりますので、合わせてご覧ください。
とはいえ、チケット転売は摘発されにくく、実は割と儲かってしまうのです。儲かってしまうのなら、転売して利益だしたいのが世の常です。だからと言って、法律もしっかりいているのでやらない方が「吉」でございます。
(本当やらないでくださいw)
法律があるけど摘発されにくいのがチケット転売
チケット転売には、抑制するための法律が整っています。
例えば、
- チケット不正転売禁止法
- 都道府県の迷惑防止条例
- 古物営業法違反
この当たりは鉄板で気をつけるべき法律です。
もしも「引っかかるときは引っかかるんだから仕方ない」という程度の認識であれば、そもそも転売ビジネスなどしない方がいいです。
というより、そんな責任感の無い感覚でビジネスをするなら、ビジネスなんてしないで、収入補償された企業で定年まで働き続ける方が合っていると思います。
重要なのは、意識高く節度を持って、ビジネスに支障が出そうな法律は、しっかり勉強しておくようにしてください。それが起業や副業をする人の最低限守るべき責任感だと思います。
とはいえ、どうしたって学んでから稼ぐのではなく、稼いでから学ぶ方が多いのは避けようの無い順序です。学んでから稼ぐのでは、いつまで経っても稼げませんからね。
そこで、今回のお話で注意していただきたいのは、とにかくチケット転売だけは止めて欲しいということです。
チケット転売を避けるべき4つの理由
取り掛かりやすく利益も上げやすい反面、絶対に気をつけなければならないことがあります。
これらの誘惑に決して負けることが無いようにしてください。
利益が上げやすいから小銭が稼ぎやすい
以前チケットキャンプというチケット転売のフリマサイトがありましたが。2018年1月に詐欺の疑いで逮捕されました。
チケットを高額転売するために仕入れて継続的に利益も得ていたのだから、今となっては摘発されても当然と言えるものです。しかし、マーケティング的に整っているチケット転売業界は、今でもチケットフリマサイトは存在し続けています。
下記は代表的なチケット販売サイトです。
- チケット流通センター
- チケットストリート
- StubHub
- Tiffoo
など、まだまだチケット転売サイトはありますが、運営上利益はなくて、サイトの管理を賄う収入源は手数料「だけ」という面目です。しかし、高額販売されても欲しくて買ってしまう人が居続けるため、このチケット転売サイトがなかなか規制されない現実があります。
加えて高額キャンセル料などもあるので、もしかしたらそこから利益を得ているので?とさえ思ってしまいます。
だからこそアーティストが名を連ねています。
2019年6月14日(金)「チケット不正転売禁止法」施行に伴い、音楽・エンタメ業界5団体および8社が連携し活動を行う「チケット適正流通協議会」を発足しました。
こうしたサイトに摘発されてしまわないように、くれぐれも注意していただきたいと思います。
場所を取らないから自宅の片隅でビジネスが出来てしまう
転売というと場所のリスクが大きいです。
でも他にスキルがなければ転売や物販でセールススキルを身に付けておいて、それでやっと成功できるというジンクスがあるのも間違いありません。
しかし、いくら場所のリスクがないとは言え、法律違反スレスレのチケット転売に手を出すのは軽率じゃないかなと思います。
簡単に取りかかれて利益も大きいものほど、有事の際は気をつけるべきということを、よく認識していただきたいと思います。
販売場所もほぼ自由
チケット流通センターのようなフリマサイトがあるおかげで、販売する気になれば全国規模でビジネス展開が可能です。
いや、逆に言えば「ビジネスが出来てしまう」という方が適切かもしれません。
なぜなら、リスクを度外視すれば全国どこにでも高額でチケットを転売することが出来てしまうということですから。
誘惑が大きいからこそしっかりと考えて、出来ることなら他の転売ビジネスを習得していただきたいと思います。
発送の手間もかからないし輸送料も激安
普通転売ビジネスというと、発送にかかる輸送料を意識する必要があるし、商品が少し大きいだけでもダンボールの梱包を工夫したりしなければなりません。しかし、チケットの場合は所詮チケットなので、紙切れ一枚を発送するだけの場合も多いです。
紙切れ一枚であれば、発送にかかるコストも封筒一枚で済んでしまうので、全国どこに送っても郵送で100円もかかりません。良い取引相手が見つかってしまえば尚更です。継続して利益を得ようとして誘惑に負けてしまうことも多いでしょう。
だからこそ自分をしっかりもって、目先の利益に負けないようにしていただきたいと思います。では、いったいなぜこんなにチケット転売を禁止する動きがあるのでしょうか?
チケットが高くなりすぎてグッズが売れない
アーティストがライブやコンサートを主催しても、チケットが高くなりすぎてグッズやサービスが売れない現実が起こってしまっています。
だからこそ「迷惑防止条例」が発令されているということです。
販売妨害、利益妨害、集客妨害など、どんな妨害にも触れてしまうのが高額チケット転売です。なので、一度の摘発でいくつも摘発されてしまうわけです。
✓「いや、自分はしっかり適正価格でチケットを売る!」
という人もいるかもしれませんが、ちょっと待ってください。
チケットを売ること自体は法律違反ではありませんが、その売り方に問題があるというのです。
一度でも売れればもっと売りたくなる
同じ人間ですので、こういう感情が出てこないわけがないのです。
一度利益が上がってしまえば、それが500円、1,000円、2,000円、5,000円、10,000円という具合に、入手何度の高いチケットを手に入れて、利益を高く求めるようになっていきます。そうすると、いつの間にか持っていた一枚が売れた嬉しい感情を忘れて、大きな利益を求めるようになっていきます。
チケットはとても売りやすいですし、何より集客が完成している市場ほど初心者が取り掛かりやすいビジネスモデルはありません。
収入を上げたいからこそ起業・副業をしたくなるので、目先の利益が上がるものが一番危険だというのです。
スキルが高くて視野も広く、将来像もしっかりしている人は、将来自分の足を引っ張りかねないので、チケット転売のような将来的にビジネスモデルには手を付けません。
やるべきビジネスモデルは単発ビジネスより拡大的ビジネス
「一発屋」
と言われる人がいます。
その人達は、あるマーケティング手法を用いて、瞬発的爆発的に利益を大きく上げて、姿をくらませて別のビジネスを始めます。このチケット転売は一発屋と近いところがあります。
レア度の高いチケットであれば、一枚当たり5,000円で仕入れて50,000円で売れれば、利益は10倍です。それが10枚売れてしまえば500,000円ー50,000円=450,000円の利益です。
サラリーマンの月収をあっという間に超えてしまうものです。しかし、一度の利益でそれだけ発生するということは、その分リスクが高いということです。
万が一摘発されて取り締まられてしまったら、たかだか1ヶ月分の収入のために一生を棒に振ることになります。
あなたの人生、たかだが450,000円でしょうか?
他の転売ビジネスをマスターすれば、450,000円程度の利益なら「手を煩わせず」とも稼ぐことが可能です。無在庫転売、輸入物販、フリマなど、その気になれば本当に稼げるビジネスモデルで溢れているのです。
それが転売ビジネスです。それでもチケット転売をするというのであれば止めはしません。ですが、それで人生を棒に振ることになっても、それは自己責任です。誰のせいでもありません。
良いことと悪いことの判断がつかない人が成功などすることはできません。少々辛口となってしまいましたが、チケット流通センターをはじめ、もしも売りたいチケットがあるのであれば、必ず定価で利益度外視で売るようにしましょう。
いつチケット流通センターのようなフリマサイトがなくなっても、自分は間違いなく利益を得たりしていないと言える環境づくりが重要です。
以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。