チケットキャンプの閉鎖によりダフ屋が辿った、たった一つの道

ギャンブルで例えるとよく分かるのですが、パチンコをするのに1万円の掛け金でで10万円も買ってしまうと、その時の快感が忘れられなくて、何度も何度もパチンコ屋に足を運びます。

薬もそうで、酷い頭痛に耐えかねて頭痛薬を飲んでしまうと「これを飲めば楽になる」という認識が植え付けられてしまい、『頭痛=薬を飲む』という公式が脳内で出来上がります。

ビジネスもそうで、ダフ屋のように少しのリスクを負うだけで、ラクに数万円という利益が財布に入れば、その時の蜜の味が忘れられなくなります。

今回はそういった、どれだけダフ屋に手を染めることが危険かについてお話をさせていただきます。

もちろんですが、ダフ屋に限らず、おいしいお話には必ず裏があるので、他人事と思わずに自分ごとのように読んでいただき、ダフ屋のような犯罪行為に手を染めないようにしてください。

目次

ダフ屋にとって大きすぎたチケットキャンプの存在

CMで「チケキャン」とマスコットキャラ付きで騒がれるまでに人気があったチケットキャンプですが、2017年3月には登録会員数が300万人を超えるほどでした。

しかし、日本最大のチケット転売サイトに成長したチケットキャンプの存在は、ある出来事が原因で音を立てて崩れ去りました。

当時はまだ、音楽コンサートや演劇、スポーツのチケットをユーザー同士で売買するチケットキャンプは、ありがたく使われ人気を博していました。

そこから信頼度・知名度が急転直下してしまったのは言うまでもありません。

チケットキャンプ無き今、標的となる環境とは

2017年12月に二度の家宅捜索を受けたチケットキャンプの主催者である株式会社フンザは、その時点で業務停止をさけられない状態でした。

”ある瞬間”まではチケットキャンプをはじめ、チケット転売業界は潤っているようにみえました。

しかし、相手が悪かった。

ジャニーズ、宝塚といった古参で国を代表するレベルである企業のチケットに目をつけ、高額転売を仕掛けてしまったのです。

一度や二度の取り引きではなかったですが、とうとう避けられないところまで深入りしてしまい、不正競争防止法とかではなく、商標権侵害の容疑で書類送検されてしまったのです。

ジャニーズ、宝塚といった名前は知的財産として商標登録されています。無断転用は商標権侵害の恐れがあるので気をつけるのではなく、”転用自体が犯罪”という認識をしなければならないですが、それを知らなかったか、または気づかれない自信があったのかもしれません。

チケットキャンプのおかげで成り立っていたダフ屋ビジネス

ダフ屋ビジネスと呼んでいいのか微妙なところですが、ダフ屋ビジネスはチケットキャンプのおかげで成り立っていたといっても過言ではありません。

行き過ぎた業務展開、法律に抵触する展開は見逃せるものではありませんが、ダフ屋のようなビジネスの展開でありがたがっていた人も少なからずいるようです。

とはいえ、ダフ屋はそもそもやっていいことではないので、毒を持って毒を制すとかそういうレベルの話ではなく、足を染めてしまったらなかなか抜けられない麻薬のような位置づけにするべき、忌むべき行為だと認識しましょう。

それでもラクに稼げるダフ屋のような展開に流れていく人には、次に項は必ず読んでいただきたいです。

ダフ屋に染まった人たちが流れつく先とは

結論から言ってしまうと、転売や物販で無在庫のビジネスモデルに成功してしまうと、王道の自分で作業するモデルに戻れなくなるのと同じで、ダフ屋で一度儲かってしまうと、労働仕事に戻れなくなってしまいます。

それも、数千円や数万円程度ならまだしも、チケットキャンプのように、ダフ屋を助長するようなモデルが出来上がってしまっていると、もう歯止めは効きません。

味を占めてしまったせいか、ジャニーズや宝塚の目につくような方法をしてしまったことが、チケットキャンプ失墜の要因と思われます。

そして、ダフ屋をやると、あまりにも簡単にチケットが売れてしまうようになるので、一般的なビジネスモデルがバカバカしくなってきてしまうのです。

もはや普通に働くことはできなくなります。

結局のところ、ダフ屋はダフ屋にしかなれない

「少しくらいダフ屋みたいな仕事をしても、更生できる可能性だってある。言いすぎじゃないですか?」

言いたいことはわかりますが、言い過ぎではありません。

事実、ダフ屋に手を染めてしまい、麻薬の如き利益拡大の現場を知ってしまった人は、ダフ屋のようなことをやって警察のお世話になってしまっている人もいます。

だからこそ、単なる注意ではなく【警告】なのです。

やっちゃだめですよ!って優しく注意するだけなら意味ありません。

その人が失いたくないものを選択肢に入れつつ「命と違法行為、どっちが重要?」という究極のクエスチョンを叩きつける。

そうしてくれる人が居ないと、法律を冒したビジネスモデルに手を染めた人を救うことは出来ません。

支えたり将来的なデメリットを見せつつ、その人の人生をいい方向に導いてあげる。

こうでもしないと人は更生できないと思います。

ダフ屋で人生終わりたくなかったら、今のうちに王道のビジネスモデルに手を染めることが、ダフ屋を防ぐために一番有効な方法です。

吸ってしまった甘い蜜の味が忘れられない

「大丈夫、きっとバレない」なんて思っている人に限って捕まるものです。

表立って訴えてくる人は、今回のジャニーズや宝塚くらいのものです。

しかし、あまりにも癖の悪いことをやっていると、いつの間にか足元を掬われてしまうものです。

ダフ屋に一度手を染めてしまうと、次は自らダフ屋のようなビジネスモデルを主催することを意識してしまうと思います。

ダフ屋のビジネスモデルは至極単純です。

  • 売れる環境を整えること
  • 安く変える手段を見つけること
  • 売る人を外部から集めること。

これさえ出来てしまえばダフ屋を主催することも可能なのです。

別記事でもお話していますが、ダフ屋は集客・教育・販売という、ビジネスに必須の3つの属性が全て揃っている、簡単に儲けられるビジネスモデルです。

無理して集客して教育して販売する手間がありませんので、無理なく始められてしまうように思えるビジネスモデルです。

だからこそ、ちょっと他のビジネスを経験した人が、それまでの苦労が全くないので、められなくなってしまい、泥沼にハマってしまうのです。

甘い蜜を吸ってしまうと抜けられなくなるので、本当に恐ろしいビジネスモデルだと思います。

ダフ屋を警戒しつつ対策する唯一の方法

せめて自分だけはダフ屋に関わらずに王道でしっかりビジネスを組み立てる方法。

それは情報転用の活用スキルです。

見極める方法としては以下の通りです。

  • 形に残るサイトやブログで有名どころの情報を使っているか
  • LINEやメルマガで発信してくるだけなら規制は緩い

これだけなのですが、一番重要なところです。

大事なところなので、一つずつお話します。

形に残るサイトやブログで有名どころの情報を使う

これ、チケット転売に限らず、基本的にどのビジネスモデルを展開している人であってもアウトです。

なぜなら、名前やフレーズ、言葉というのは、一体どこに著作権や商標権が登録されているかがわからないからです。

「これくらいのフレーズならマネしても大丈夫だろう」などと油断していると、うっかりすると訴えられたりするので要注意です。

特に、そのフレーズに収益が生じていると、見る人によってはいい思いをしませんので、訴えられたら負けます。

言い回しをマネする場合には、よく注意して使いましょう。

LINEやメルマガで発信してくるだけなら規制は緩い

なぜかというと、LINEやメルマガといったプライベートマガジンのようなものは、規制のしようがないからです。

メルマガで配信されてきたとはいえ、情報操作の可能性もありますし、何よりその場所に残り続けるものではありません。

常に流れているものですので、基本的にメルマガやLINEでは規制に引っかかることはありません。

なので、例えば有名人の名言や著作権に引っかかる可能性が見込める内容は、すぐに消してしまう予定のものか、またはプライベートに発信するものの中で使うように心がけましょう。

今回のように、チケットキャンプの例を出してしまうと、正直言ってジャニーズも宝塚もチケットキャンプのような中小企業に自分たちの販売を助けてもらうようなことは、まずありません。

なぜなら、あまり得体の知れないところに販売を依頼したりすると、何かあったときに足元を掬われることになるし、なによりどんな未来が待っているか読めません。

どうせビジネスを行うなら、王道でしっかり資産になるところか、または将来的に使えるものを身につけるようにしましょう。

そして、その両方が整っているのが転売ビジネスということです。

オススメする利益性が高いビジネスモデル

マーケティングを身につけることも重要です。

ブログなどを書くコピーライティングも必須です。

世間を知るための視野を広げるマインドセットも大事です。

でも、それらをまとめて手にすることができるのが転売や物販のビジネスであると言いたいです。

薄利多売とか労働収入とか言われますが、労働を大事にして集中してスキルを身につけることで、確実に実力は上がるので、収入も自ずと伸びていきます。

そうしたスキルは将来的に必ず良い内容で返ってきますので、妥協せずにしっかり習得していただきたいと思います。

それでは以上となります。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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