中国輸入ビジネスを始める場合、
気になるのは、どれくらいの利益率か?
ということだと思います。
せどりで価格が下がって利益が取れない
出品者が多過ぎて中々売れない
利益率が高いビジネスをしたい!
といった悩みを抱えている人も
少なくないと思います。
一方中国輸入は、他の物販ビジネスに比べて
商品の仕入れ額が安く抑えられる
と、いう特徴があります。
通常のせどりでは追いつけないほどの
利益率を出すことも可能となります。
そこで、どれぐらいの利益
どれくらいの利益率が出せるのか?
今回は、利益率が高い場合の
メリット・デメリットや、
中国輸入の利益率の目安
に、ついてご紹介していきたいと思います。
中国輸入を始めるにあたって
ご自身の理想の利益率を
目指して取り組んでいきましょう!
目次
転売ビジネスにおいて利益率が高いと何が良い?
まず初めに、転売ビジネスにおいて利益率が高いと何が良いのか?また利益率が高い場合のデメリットについて見ていきましょう。
資金が増えてどんどん仕入れができる
輸入転売は、基本的に資金が多くあればある程、
大きな金額を稼げるビジネスです。
そのため、中国輸入のように
商材を安価で仕入れて、大量に
販売する事で大きな利益となります。
それを次回の仕入れに投資することで、
さらに売上が増えていきます。
また、中国輸入でおすすめなのが、
OEMと呼ばれるオリジナル商品を
開発することで、独占販売することが
できる方法です。
OEMが得意な代行業者を
見つけることができれば、
一気にビジネスを加速させることも可能です。
OEMの代行業はこちらに書いています。
⇒ OEMの製造でおすすめなところは!?
決算書の数字が良くなり融資が受けやすい
転売ビジネスが軌道に乗り、
商品の回転率が上がると
キャッシュフローが良くなります。
決算書の数字も良い印象となり、
金融機関からの融資も受けやすくなります。
融資を受けると下記のようなメリットもあります。
✓大量注文が可能になる
資金が少ないと、どうしても思いきった
仕入れができない場合が多いです。
しかし、資金があることによって、
大量注文がしやすくなり、
極端な在庫切れを抑えることができます。
✓仕入れ先と交渉しやすくなる
大量注文をすることにより、
仕入れ先に対して価格交渉を
することが可能になります。
数十個ではなく、数百個仕入れることにより、
単価を下げてもらうということができます。
このような大口の顧客になれば、
その先のビジネスでも
良い関係の状態で取引できます。
✓ビジネスの成長スピードが加速する
資金力を付けることで、
仕入れに投資できる金額が
アップするので、ビジネスの成長スピードを
格段に上げることができます。
利益率が高い場合のデメリットも知っておこう
利益率が高い場合の最大のデメリットは
”税金”です
「利益が大きくなれば支払う税金も増える」
節税について知識がないと、
せっかく稼いでも税金で
がっぽり持っていかれます。
そんば馬鹿らしいことをしたくないですよね。
税金は「利益×税率」によって算出されます。
節税するには、経費分の計上を増やして
利益の数字を減らすことで
支払う税金を抑えることができます。
経費計上するためには、
レシートや領収書が必須となります。
うっかり捨ててしまわないように
確実に管理しておきましょう。
もちろん、何でもかんでも
経費にできるわけではない
ので、節税にも限界はあります。
中国輸入で目指すべき利益率と目安とは?
中国輸入で目指すべき利益率は〇〇%
中国輸入での理想的な利益率は
「40~60%」ほどです。
利益率40%だと、100万円売れたら
40万円が手元に残ります。
これは、輸入に掛かる関税や手数料などの
経費を除いた利益です。
しかし、現実は不良在庫も発生しますし、
人を雇っていたり事務所や
倉庫を借りている場合は、
その分の固定費も掛かってきます。
それらも考えておき、
最低でも利益は30%
くらいは欲しいところですね!
中国輸入にかかる必要経費を把握しておこう
利益率を意識していく上で
重要になって来るのが必要経費です。
中国輸入を行う場合、
国内ではかかる事のない必要経費があります。
商品自体の利益が出ていても
それらを加味すると
トータルで赤字になってしまう…
という事にもなり兼ねますので
中国輸入でかかって来る経費を
把握しておきましょう。
商品代金
仕入れには当然、
商品を購入する代金が掛かります。
商品代金が転売ビジネスにおいて
最も比重の高い経費となります。
また、在庫として計上した場合
期末で棚卸資産に計上されるので
それに対しても税金がかかります。
ですので、在庫はなるべく早くまわして
キャッシュフローを健全化しましょう!
代行手数料
中国輸入を代行業者に委託している場合、
仕入れや検品、発送、OEMなどを
利用した場合に代行手数料が掛かります。
代行手数料は、業者によって
さまざまありますので、しっかり確認して
選ぶようにしましょう。
国内(国際)送料
中国から日本へ送る場合、
通関施設までの配送料や
AmazonFBA倉庫を利用している場合は、
倉庫までの送料が掛かってきます。
【国内料金】
注文時に一行ごと概算20元で計算されます。
国際配送後に、精算を行い実費で再計算。
差額が発生した場合、デポジットにて
調整となります。
【国際料金】
国際送料は、配送時に分かるので、
注文時は概算での計算となります。
概算金額は下記の通りとなります。
・1~20個 ・・・・1個あたり336円
・21個~500個・・1個あたり224円
・501個以上 ・・・1個あたり60円
概算の国際送料は、
上限が30,000円に
なるように設定されています。
関税と消費税
中国輸入に関わらず、
海外から輸入をする際には、
関税・消費税が掛かります
関税は商品によってことなってくるので、
仕入れをする際に必ず確認をしましょう!
✓関税
関税とは、輸入する商品に
掛けられる税金のことです。
輸入をする際には
必ず掛かってくるものなので、
利益計算する時はこれを考慮して
計算する必要があります。
✓消費税
輸入には、関税と共に消費税も掛かります。
消費税は、現行の法律では8%ですが、
今後の改正で10%に上がります。
このように、社会情勢によって
変動してくる部分なので注意しましょう。
Amazon手数料(販売手数料やFBA手数料など)
✓Amazon手数料
Amazon手数料には
2つの料金プランがあります。
【大口出品サービス】
大口出品サービスに掛かる費用は、
月額4,900円の登録料と、
注文成約時に発生する販売手数料です。
また、販売する商品が
DVD・CD・本の場合は、
販売手数料と
カテゴリー成約料が掛かってきます。
【小口出品サービス】
小口出品サービスでは、
注文成約時、商品1点ごとに
100円の基本成約料と販売手数料が掛かります。
また、大口出品と同様に
ビデオ・ミュージック系には
カテゴリー成約料が発生します。
・カテゴリー成約料
書籍 ・・・・・・・80円
ミュージック ・・・140円
DVD・・・・・・・140円
ビデオ ・・・・・・140円
・Amazon販売手数料
本・・・・・・・・・15%
CD・レコード ・・・15%
ビデオ・DVD ・・・15%
エレクトロニクス・・8%
カメラ・・・・・・・8%
パソコン周辺機器・・8%
付属品・・・・・・・10%
(最低販売手数料は50円)
Kindle アクセサリ・・45%
楽器・・・・・・・・8%
ドラッグストア・・・10%
ビューティー・・・・10%
スポーツ&アウトドア・10%
カー&バイク用品・・・10%
おもちゃ&ホビー・・・10%
TVゲーム・・・・・・15%
PCソフト・・・・・・15%
ペット用品・・・・・・15%
文房具・オフィス用品・15%
ホーム系商品・・・・・15%
ホームアプライアンス・10%
大型家電・・・・・・・8%
DIY・工具・・・・・・15%
産業・研究開発用品・・15%
食品&飲料・・・・・・10%
おもちゃ&ホビー・・・10%
ジュエリー・・・・・・15%
ベビー&マタニティ ・・15%
服&ファッション小物 ・15%
シューズ&バッグ ・・・15%
その他のカテゴリー・・15%
・FBA手数料
FBAは「フルフィルメント by Amazon」
の、略で、Amazonが提供する、
商品の保管から注文処理・出荷・配送・返品
に、関することまでをオールインワンに
まとめたサービスです。
FBA手数料とはこのサービスを
利用する際に掛かる費用のことです。
【FBAの料金プラン】
FBAサービスを利用するには、
事前に出品サービスに
登録することが必要です。
大口出品サービスの場合、
月額4,900円(税抜)+販売手数料
<料金体系>
FBAの料金は、販売時の出荷・梱包・配送
に、対して課金される「配送代行手数料」と
出品者の商品を保管・管理するための
「在庫保管手数料」の2つから
構成されています。更に、
商品が売れると販売手数料が掛かります。
【これだけの手数料が必要です】
・配送代行手数料
・在庫保管手数料
・販売手数料
✓通関手数料
輸入をする際には、通関手数料が掛かります。
海外運送のFedEx(フェデックス)や
DHLなどを利用する場合、これらの業者が
通関手続きを代行してくれます。
この手続きに掛かる費用が通関手数料です。
利益率ばかりに気を取られ過ぎも注意!
転売ビジネスはメリットも多いですが、
リスクが高いビジネスでもあると言えます。
仕入れた商品が全て順調に
売れていけばよいのですが、
いきなり上手くいくとは言えません。
売れると予測して仕入れた商品が
売れないままずっと
残ってしまう可能性もあります。
利益率を意識し、時間をかけて
リサーチした商品でも、旬が過ぎたり、
ライバルが増えれば価格競争となり
販売が停滞することも考えられます。
このように、利益率ばかりに気を取られると
ビジネスが上手く行かないこともあります。
回転率と利益率のバランスよく考えて、
キッシュフローをよくしていきましょう!
中国輸入で利益率を上げる方法とは?
輸入ビジネスの場合、
発注から販売のリードタイムが長いため
利益率が高くないとキャッシュフローが
安定しません。
ですので、もし中国輸入をしていて
利益率が低いという方は
利益率の見直しをした方が良いです。
では、どういった方法で
利益率を高くすれば良いでしょうか?
メーカーや卸から直接仕入れる
仕入れを行う際に意識しておくことは、
できるだけ上流で商品を仕入れることです。
これは、物販ビジネスをしていく上で
基本的なことなので、しっかりと覚えておきましょう。
・メーカー
↓
・卸業者
↓
・小売業者
↓
・消費者
私たちが普段から購入したり、
使用する、市場に出回っている商品は、
上記のような流れで取引されています。
メーカーから消費者に商品が届くまでに、
卸業者・小売業者など、
間に業者が入ってきて
自分たちの利益を上乗せしています。
小売業者から仕入れをしても
金額差が出せずに利益になりません。
安く仕入れて利益率を高めるには、
メーカーから直接仕入れるか、
卸業者から仕入れるのがベストなんです。
大量ロットで仕入れる
もう一つ、商品を安く仕入れる方法として、
同じ商品を大量ロットで仕入れて
一個あたりの単価を下げることで、
利益率を上げることが可能です。
同じ商品を10個だけ仕入れるのと
100個単位で仕入れるのでは、
販売店の対応も変わってきます。
販売側は、単価を少し落としてでも
多く購入してもらう方がありがたいので、
価格交渉はやりやすい傾向があります。
気になる商品があれば、テスト販売を行い、
売れるという予測ができれば大量ロットで
仕入れることで単価が抑えられ、
高い利益率を保つことができます。
OEM生産する
中国輸入のメリットとして、
OEM生産があります。
あなただけのオリジナルブランド品を
製造するということです。
このOEMを活用することで、
独自のブランド品を製造
することができ、利益を
独占することができます。
ただし、中国輸入はビジネスをする
パートナー選びが重要になってきます。
多くの人は代行業者を
パートナーとして選んでいます。
(その方が良いです)
業者にはそれぞれの得意分野があります。
OEMの製造から販売まで、
成功するためには、この業者の
見極めも重要になってきます。
中国輸入は高利益率が大前提
中国輸入ビジネスでは、高利益を目安にして
取り組むことをおすすめします。
それは、国内でのせどりとは違い、
仕入れ額が断然安く抑えられるからであり
中国輸入をして利益率15%程度であれば
国内をやった方が良いです。
なぜならば、国内であれば
注文してから販売までの
リードタイムが短いので
キャッシュフローが安定します。
つまり中国輸入をする際に利益計算を
すると思いますが、もし仮にこの数値が
20%を下回るようでしたら
国内せどりで回転率を意識して
キャッシュを増やした方が
断然おすすめなので、中国輸入を
行う際は利益率を強く意識してみてください!