ラクマで利用停止になってしまった時の対処法!利用停止にならない為には?

若い人を中心にメルカリやラクマといったフリマアプリで、自分の使わなくなった物や、転売で利益を出すために利用している人が年々増えています。

スマホの普及や、ネットで手軽に商品が売買できるとのことで、フリマアプリも人気となっています。手軽に商品が手に入る反面、あちこちに同じような商品が出品されており、利用者は様々な方法で商品を売ろうと工夫しなければなりません。

しかし、中にはマナーやルールを無視して商品を出品している人も時々見かけます。偽ブランド品や、違法な物などはすぐに運営によって対処されますが、気づかれないようにルールを犯して出品している人もいます。

そういった場合は発見され次第、運営によってアカウントの利用停止や強制退会といった措置が取られてしまいます。ほとんどの人は、そこまでの状況になることはありませんが、フリマアプリの規約はしっかりと把握しておく必要はあります。

そこで、今回はラクマでアカウントの利用停止になってしまった時の対処法や、利用停止にならないための注意点などを紹介していきます。

目次

利用停止になってしまう原因


利用停止になってしまう原因としていくつか挙げられます。大きく3つに分けられ、禁止行為、禁止商品、マナー違反があります。1つずつ確認していきます。

禁止行為

ラクマでは「禁止行為リスト」といったものがあり、サイトの規約にも明示しています。利用停止になる前に、どういったことが禁止行為に当たるのかを知っておきましょう。

直接取引やアプリ外での取引勧誘

アプリを仲介せずに直接商品やお金の受け渡しをしようと提案したり、ラクマから他のサイトやアプリへ誘導して取引を進めようと提案する行為になります。

ラクマの場合、販売手数料が無料のため、他のフリマアプリよりは誘導されることは少ないようですが、配送料や一部かかってしまう手数料を浮かせようと考えている人も少なからずいます。

出品者としてだけでなく、購入者としてアプリ外で取引をした場合、アカウントの即時利用停止の措置が取られます。もしアプリ外で取引をして、トラブルが起きたとしても運営側は対応は一切してくれません。

数百円の手数料のために、高額なお金の被害を受けてしまわないためにも、アプリを仲介して正規のルートで取引を行いましょう。

キャンセル料、取り置き料の請求

ネットでの取引をしていると、購入者の都合でキャンセルされることも稀にあります。出品者からすれば、商品の売上金が手に入ると思っていたものが、また再出品しなければならず良い気持ちにはなりません。

確かに手間賃をいただきたい気持ちもありますが、購入予定だった人にキャンセル料を請求してはいけません。逆に、購入する側としてもキャンセルは正当な理由がない限りはせずに、万が一キャンセルする場合に要求されたら、運営に報告して対応してもらうようにしましょう。

また、人気の商品を出品したり、レア物の商品が出品されていたりした場合、すぐに売れる可能性があります。しかし購入者の手持ちのお金がない時もあり、取り置きをお願いされることもありますが、規約違反となるので取り置きを行ったり、お願いしたりしないようにしましょう。

嘘の情報を記載

商品の情報や、配送にかかわる情報など、アプリでは様々な情報がやり取りされます。

ネット上で知らない人に名前や自宅の住所など知られたくない気持ちもあるとは思いますが、トラブルにならないためにも正確な情報を伝えるようにします。

どうしても住所が知られたくない場合は、私書箱や自営業であれば会社の住所を使うなど、いくつか方法はあるので検討してみましょう。

禁止商品

次に、禁止商品を出品して利用停止になるいくつかの行為を紹介します。

偽ブランドや違法商品

最近では、偽ブランド品と正規品の見分けがつかずに仕入れて販売してしまうということもあり得ます。

特に、人気ブランドを仕入れて販売する場合や、使用していたブランド品を売る場合は、信頼できる購入店かどうか、レシートや証明書を確認するようにしましょう。

知らずに販売していたとしても、出品取り消しや利用停止になる可能性は十分にあるので、しっかりと情報収集が必要です。

また、国際条例や国によって禁止されている食品や動物、商品もあるので特殊なものは法律や条例に引っかかっていないか調べる必要があります。

さらに、児童ポルノ商品や銃、違法改造したエアガンなども当然ですが違法商品になります。法律や条例に違反している商品を販売すれば、利用停止だけでなく犯罪として刑事罰を受ける可能性もあるので絶対に取り扱わないようにしましょう。

無在庫販売

商品の在庫を持たずに出品して、購入希望が来てから商品を実際に仕入れるという販売方法です。出品者からすれば、在庫を抱えずに金銭的にもリスクは減らすことができますが、どのフリマアプリでも禁止行為となっています。

第三者の権利侵害

これは、出品者が権利侵害を犯していると気づかない場合もありますが、特に気を付けなければならないのが輸入した商品になります。

とあるメーカーの海外限定モデルを海外で購入したり、日本に輸入して販売する場合、日本で販売する権利を有している会社がないかどうか調べる必要があります。

知らずに販売していると、違反商品として通知や禁止措置が取られてしまうので、注意しなければなりません。また、キャラクターのロゴや写真など、知的財産を侵害する商品も禁止になります。

マナー違反

最後に、ラクマでのマナー違反について紹介します。マナーに関しては、常識内の取引を行っていれば利用停止になることはありません。

相手を不快にさせる言葉遣いや、予定外の取引方法、不当な評価やコメントなどがなければ特に心配する必要はありません。逆に、不当な評価や取引を迫られな場合には、運営側に相談して対応してもらうようにしましょう。

利用再開はできるのか


違反の自覚の有無にかかわらず、利用停止にされてしまうことがあります。そういった場合、利用再開はできるのか、今までの売上金はどうなるかなどを紹介します。

利用停止になった時の通知

ラクマの場合、違反した商品や違反行為があった場合、警告などの連絡もなく利用停止になることがあります。そういった場合、メールなどに利用停止の連絡が届きます。

通知メール内容

ラクマ運営事務局でございます。
お客様のご利用状況を確認したところ、規約に違反するご利用を確認したため、
規約に基づきご利用を制限させていただきました。
お客様におかれましては、以後、永続的に出品・購入等の機能をご利用いただくことができません。
また、新規あるいは別のご登録においても、今後のラクマのご利用はご遠慮くださいますようお願いいたします。
▼違反事由(禁止ガイドライン)
……

以下のような連絡が運営より届きます。利用停止になった場合、アカウントの利用再開は出来ません。

売上金

利用停止になった場合、今までの売上金がどうなってしまうかと心配になるかもしれません。しかし、アカウントが利用停止になっても売上金は残っており、問い合わせより振込申請を行えば入金は可能になります。

1年以上振込申請を行わない場合や、アカウントを削除した場合を除いては、基本的に売上金がなくなることはないので、焦らずに問い合わせて申請を行いましょう。

取引中の場合

もし、取引をしている最中にアカウント停止になってしまった場合は、こちらも運営に問い合わせて相談するという形になります。

ケースにはよりますが、問題ない取引のものに関しては取引終了まではサポートしてもらえます。また、評価も代理で行ってもらえるので運営側の指示にしたがって取引を終わらせるようにしましょう。

機能の制限

利用停止は非常に重いペナルティーですが、軽いペナルティーとして機能制限もあります。

機能制限と利用停止の判断は運営側が行うために、自分で何かできるわけではありませんが、問い合わせてみるのも1つの方法です。

機能制限の内容

機能制限といっても、人によって何が制限されるかは変わってきます。出品はだめでも購入は出来たり、逆もあったりと違反内容によって運営側が判断するようです。

例えば出品が制限を受けている場合、「エラー 出品・編集機能が制限されています。」という表示とともに利用ができなくなります。

制限を受けていない機能は今まで通り使用は可能です。そういった場合は、問い合わせをして制限の解除が可能かどうかなどを連絡します。

しかし、たいていの場合は制限解除の時期や原因などは「お答えしかねます。」といった感じで、明確に教えてくれることはありません。

基本的には待つしかありませんので、出来ることをしておきましょう。

またラクマを始めるには


もし利用停止の措置が取られてしまった場合、どうすれば良いのでしょうか。

アカウント解除は基本的にはない

アカウントが利用停止になってしまうと、どんなに運営にお願いをしても再開してもらえることはほぼあり得ません。そういった場合は、別の方法で再度出品や購入を行うようになります。

再登録

1番の方法は、新しいアカウントを登録することになります。しかし再登録にはいくつかのポイントがあるので、注意して再登録を行いましょう。

氏名・住所

以前使っていた自分の名前と住所は、再登録で使うことは出来ません。家族の名前を使えば、自分と同じ住所でも問題はありませんが、その場合は他にも気を付けるポイントがあるので後述していきます。

スマホ・電話番号・メールアドレス

再登録で問題になってくるのが、スマホの端末と電話番号になります。登録の際に、SMSにてスマホの端末情報や電話番号の確認が行われます。そのため、アカウントの分だけスマホの端末と携帯番号が必要になります。

家族が貸してくれれば問題ありませんが、友人などにお願いする場合は使用できるように相談しておかなければなりません。

メールアドレスに関しては、無料のヤフーメールやGメールなど簡単に作成することができるので、問題なく用意することは出来るでしょう。

銀行口座

最後の課題となってくるのが、銀行口座を用意できるかどうかになります。登録した名前と銀行口座の名義が違っていると規約違反となり登録ができません。

家族以外の口座を使うのはあまりお勧めできませんので、全て使えるように揃えてから登録するようにしましょう。

楽天ポイントと楽天ID

ラクマの再登録を行う場合に注意しなければならないことに、楽天ポイントと楽天IDがあります。

楽天ポイント

今まで使って紐づけしていた楽天カードによるポイント利用や獲得は、再登録では二重登録になってしまうために使えなくなってしまいます。

再度楽天ポイントカードを発行して登録するか、無料でもらえるポイントカードを登録して使うしかありません。

楽天ID

こちらも再登録に前の楽天IDは登録できません。しかし、こちらは無料メールを使えば複数作成することは簡単にできます。再登録する場合には、新しい楽天IDを作成して登録に使いましょう。

アカウントの購入

ラクマのアカウントをラクマで買うということもできなくはありません。購入して使う場合にはリスクも含めて判断する必要はありますが、家族や友人の情報が使えない人はこちらを利用するという方法もあります。

注意点

しかし、アカウントを購入するには注意が必要です。まず、アカウントの情報出品者にも知られているために、情報を抜き取られたり悪用される可能性は否定できません。

次に、アカウントを購入して使えても、口座登録の振込申請で引っかかる可能性があります。カード決済や売上金の振込申請をせずに、購入用に売上金を使えば口座登録も必要ないので利用することは可能です。

しかし一部の機能が利用できない状態になるので、事前に考慮してから購入するかを判断しましょう。

規約を理解しておくこと

アカウントの利用停止にならないことが1番の理想ではありますが、様々な商品を継続して出品していれば、1度はトラブルに見舞われる可能性はあります。

一方的に取引の相手が悪い場合は、運営側に対応してもらえば大丈夫ですが、出品する商品やルールについては規約を守る努力は必要になります。

アカウントが利用停止になってから、運営に再開をお願いしてもほとんどの場合は不可能になるので、常に規約をチェックして違反していないかどうか確認することが大切になります。

規約も改訂されたり、追加されたりすることもあるので、お知らせなどで情報収集は怠らないように気を付けましょう。

情報を持っていることが、トラブル防止の最善策であり、アカウント停止のリスクを減らすことに繋がります。

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