皆さんは普段音楽を聴きますか?今の時代CDなんてなくとも、itunesやgoogle musicなどでダウンロードできたり、Amazonのプライム会員になるだけで聞ける時代です。
もうCDなんて時代遅れ…なんて思っていないでしょうか、最近ではPCを使用せずCDからスマートフォンにコピーできるデバイスなどもあり、CDの存在はいまだ揺らぎません。
様々なレーベルから発売されるCD、そして中古市場もその数が豊富なCD、転売をするにあたりCDは他のジャンルに比べて扱いやすいジャンルです。
しかしながら何事にもメリット・デメリットはつきものなのでリスクも理解したうえで取り組みましょう。
目次
CD転売のやり方とは
転売のジャンルによっては、中古しか扱えない、大きすぎるなどそれぞれに制限があることが多いです。
しかし、CDというジャンルは新品も中古も扱えて、さらにサイズも小さく一定なので、中古で仕入れを安くしたい、無在庫でしたいなど自分の方向性の幅が広げることができます。
まず大きく分けて新品と中古どちらを扱うかで変わります。
中古を扱う場合
中古を扱う場合は中古ショップやメルカリ、ヤフオクなどから仕入れることができます。出品時はAmazonでは規制がかかってしまったため、メルカリとヤフオクを利用しましょう。
初心者の場合は相場を把握していないので、適正な仕入れ価格がわからないと思います。なのでネットで流れている中古品を仕入れるのは、あまりお勧めできません。
実店舗の方が目利きが必要なイメージがありますが、今の時代便利なアプリが多くあるので活用しましょう。アプリを使えば実店舗でバーコードを読み取るだけでいいのです。
適正な仕入れ価格や売り出し価格を知識がなくても瞬時に把握できます。しかもショップによってはセールや在庫処理で投げ売りされている商品もあるので利益も出しやすいのです。
新品を扱う場合
新品の場合は中古とは違いネットストアでも実店舗でもほとんど販売価格には差がありません。仮に実店舗で仕入れた場合は梱包作業や送料などすべて請け負うことになります。
なので、無在庫転売の業態を取ることをお勧めします。無在庫転売であればネットストアから仕入れて、送り先をあなたの顧客に設定するだけで梱包作業や送料は節約できます。
また在庫を抱えることがないのでリスクも少ないです。出品に関しては中古と同様にAmazonは規制がかかっていて出品できません。
なので価格競争が激しく売り手もかなり値を下げているAmazonで仕入れてヤフオクや楽天などで出品することをお勧めします。
新品はかなり薄利
例えば宇多田ヒカルの新作は今Amazonで最安値が2,870円です。一方ヤフーショッピングでの平均売り出し価格は3,240円なので、ヤフーに出品しAmazonから転送しましょう。
この作業をするだけで370円の利益を得ることができます。限定版を除くと新品ではこれくらいの利益が現実です。しかしその作業のほとんどはツールで自動化できます。
なので薄利であっても大量出品することで確実に利益を重ねることができます。
ズバリねらい目は?
CDといっても様々なレーベルから多くのアーティストがデビューしているので、どこを狙えばいいかわからないと思います。最初は中古でも新品でも希少性のある限定版を狙いましょう。
やはり、数の限られている限定版はその価値が上がる可能性がとても高いです。事実、星野源さんの恋初回限定版は定価の4倍ほどになりました。
また映画「君の名は」の主題歌を収めるRADWIMPSの初回限定版もプレミアム価格となりました。このようにドラマや映画で人気が出そうなも
のはチェックしておきましょう。
また解散するバンドやアイドルなど、限定版にはそれなりの価格がつくので利益が出しやすいです。しかし、同業者やファンとの争奪戦になるので普段の情報に気を配る必要があります。
CD転売のメリット
CDを転売で取り扱う最大のメリットはプレミアム価格が出やすいという事です。先ほど言った通り限定版は数が限られているので、もしも誰かが買い占めると市場価格が高騰するのです。
しかも、人気のアーティストは数多くいて、その数の分プレミアム価格の市場が存在しているので、初心者でも手にできるチャンスがとても多いのです。
流通量の管理
仮に限定版が定価以上の価格で販売されていたとしてもあなたが買い占めることで価格を釣りあげることも可能です。
Amazonで10枚販売していたとして、すべてを買うとAmazonでは入荷待ち状態となり、1枚でも出品すれば簡単に仕入れ値よりも高く売れてしまうでしょう。
またこのような市場価値の高い物はヤフオクのオークション形式で定価の何倍もの価格で落札されることもあります。
このようにCDにはそれぞれのアーティストに熱狂的なファンが存在しており、プレミアムな市場がごろごろあるので、他の転売ジャンルよりも高利益率を上げることも可能なのです。
サイズは最大の武器
無在庫転売の例を挙げましたが限定版を除くと新品の価格で差額を取ると利益は少なくなります。なので利益を出そうとすると必然的に在庫を抱える必要が出てきます。
在庫を抱えたときにあなたは送料の重要性に気づくことになります。最近、運送会社の労働環境などが何かと話題に上がり、大手から順に送料の値上げをしています。
今のネットストアはこの送料が大きな負担となっています。しかも今の時代出品時に送料無料は当たり前の時代です。しかし、CDはその負担を最小限に抑えることが出来るのです。
他の商品は大きなものであれば1,000円を超えますがCDであれば200円以下で送ることができます。今後も送料が上がったとしても最小サイズの送料で送ることができるのです。
中古品の傷は消せる
皆さんは中古品を買うときどんなところを注意して見ていますか。大多数の人がCDに傷やケースの割れなどではないでしょうか、しかし今はCDの研磨機もあり、致命的な傷でなければある程度キレイにすることができます。
価値のあるCDでも傷が原因で価格が下がっている場合は研磨することで利益を上げることもできます。たとえそれが数百円の違いであっても送料が賄えると考えると、とても大きな利益です。
CDケースが割れている場合はAmazonで1枚当たり60円で購入することができます。ケースを新品に変えるだけで、それ以上の利益を上げることができるので傷や割れが目立つ場合はぜひやってみましょう。
100均などのケースは割れやすいという情報もあるので注意してください。
CDは国内だけではない
転売を始めると中古であっても新品であってもどうしても国内の市場に目が行きがちですが、CDの市場は国内だけではありません。
日本では海外のアーティストが正規のルートであったり輸入盤という形で売られています。ただ洋楽の中でも日本ですべてのアーティストが売られているわけではないのです。
ある程度名のある海外アーティストであっても日本ではその数が限られていたり、海外のCDにしか収録されていない曲もあるのでファンにとっては国内で販売ほしいという思いもあるのです。
実際私も好きなアーティストが国内でなかなか売られていなくてかなり探したこともあります。国内のジャンルでうまく結果が出せない場合はこういった層を狙って見ましょう。
CD転売のデメリット
CDを扱うにあたり最大のデメリットはAmazonで売ることができないことでしょう。正確に言うと現在規制がかかっているだけですが、それがいつ解除されるかはわかりません。
仕入れは可能ですがAmazonの市場はYAHOOや楽天とは比にならない、集客数と売り上げを誇ります。
Amazonの重要性
Amazonの月間アクセス数は約4億2,000万、楽天が約2憶9,000万、YAHOOが7,200万アクセスとなっており、これだけの差がついていればAmazonの重要性がわかるのではないでしょうか。
ほとんどの人は物を購入するとき1度はAmazonで検討し、プライム会員であれば高確率でAmazonで購入していることでしょう。
またFBAと言ってAmazonが商品の発送からクレーム対応までしてくれるサービスも使えません。このようにネットで物を売るにあたり、このAmazonの市場を活用できないのは非常に痛手なのです。
小さいことが売りのCDではFBAを使用してAmazonに委託することで作業を自動化することで、かなりの時間的節約なりますがそこを活かせないのはデメリットとなります。
中古は状態が悪い
CDの中古市場は程度の悪いものが並んでいることは珍しくありません。1,000円以上ならまだしも300円くらいの安値で売り出されているものは特に目立ちます。
歌詞カードが入っていなかったり、入っていても汚れがついていることもあります。中古のCDを仕入れる場合はそういった点まで1枚づつ調べる必要があるので時間がかかります。
メリットはデメリット
CDは研磨できるとご紹介しましたが、確かにメリットでもあるのですが同時にデメリットにもなります。
CDを研磨してケースも新品にすると1枚であれば楽に見えるこの作業も数百枚ともなればかなりの時間がかかってしまいます。
確かに中古品としての価値は上がり、写真映りもいいので素の状態で売り出すよりも利益や回転率は高くなります。
しかしその作業時間に対して割に合うかどうかは、数が増えれば増えるだけ難しくなるでしょう。
中古市場の回転率が悪い
デメリットの一つとして、本などに比べてCDは回転率の悪さがあります。原因の一つとしては、CDを買わなくてもダウンロードをして手軽に聞くことができます。
なので、CDを買うほど好きではない場合は多くの方がスマホを活用して聞いているでしょう。反対にCDを買う人はそのアーティストの熱狂的なファンであるため簡単には手放しません。
こういった面でCDの中古市場では新規のCDが入ってくるスピードが落ちています。CD転売は仕入れ価格が安かったり、サイズが小さかったりと非常に扱いやすいジャンルです。
しかし、その分新規参入者や同業者のライバルが多くいます。これらの点を踏まえて回転率の低い市場にライバルが多くいると、なかなか利益の出るCDを見つけるのが困難になります。
好きだから成功するわけではない
転売のジャンルとして最初にCDを選ぶ方は少なくとも普段から音楽を聴いていたり、興味のある方ではないでしょうか。アーティストの知識は必要です。
しかし、あなたが好きなアーティスト・ジャンルが必ずしも売れるわけではありません。J-POPが好きな人は洋楽を聞かない、流行りのアーティストが好きな人は昔の人を知らない。
こういった人をよく見かけます。CDは古いからと言って売れないわけではありません、アーティストによっては、今の人たちよりも人気のある人もたくさんいます。
ジャンルを広げよう
音楽の好みは偏りがあることは仕方のないことですが、ビジネスとして成功させるのであれば興味のないジャンルも扱う必要があります。
自分の偏った見方ではなく、仕入れに行った際興味がなくても、扱ったことのないジャンルを1枚仕入れてみましょう
そうすることで少しづつ扱えるジャンルが増え、意外性や自分なりの安定したルートを築くことができます。
なので徐々に幅を広げていき、売れるCD、売れないCDを見分けていきましょう。
CD転売は初心者から上級者まで活用できる!
CDの転売に関していろいろ書かせて頂きましたが、CDはポイントさえ押さえておけば仕入れ単価も安く転売ジャンルの中では始めやすいジャンルです。
また中古市場をうまく活用することで高利益を出すことができます。何度もお伝えしたプレミアム価格を叩きだすCDを狙いましょう。
他のジャンルでは考えられないくらいの利益率を出すことができます。このようにCDの市場には、お宝が眠っているので宝探しをしていると思えば楽しく仕事もできるでしょう。
初めて転売を始める人、そして他ジャンルで転売をしていてうまく利益を出すことができない方は、一度CDの転売を始めてみてはいかがでしょうか。