これは本当にあった怖い話でして、世にも奇妙な物語よりも怖いお話だと思います。今となっては笑い話で終わりますが、当時弊社のお客様宛に届いたこの内容を見て
「やべーどうしようー。」
というのが本音でした。タイトルにもあるとうり、偽物を販売した疑惑がありメーカー側から内容証明郵便が届いた内容になります。勿論、きちんと弁護士をたてて、こちらの言い分もお伝えし、示談ですんだ話です。
転売をやっていると誰でもこのようなリスクはつきまとうものでして、やはりどこまでも丁寧にやるべきだと確信していまして、あなたも転売を実践する以上は、この記事を読んでおくことをおススメしておきます。
偽物を販売すると、アマゾンのアカウントもサスペンドになってしまうし、最悪の場合お縄にもなります。自分の人生が大きく変わるかも知れない出来事ですので、真摯に読んでおくと良いと思います。
目次
ラクマで購入した商品が偽物と知らずに、届いた内容証明
とても生々しい画像ですが、こういうのが届きます。今回の事件が起こった理由は、ラクマで商品を購入していて、Amazonで販売していた所、それが偽物だということが判明したらしく、今回の事件に至りました。
勿論、購入している側はそれが偽物かどうか等わかるはずもなく30本程販売していたようです。ただ「知らなかった。」といえども、販売している以上はそこに責任は発生するものでして、結局は販売者に罪が発生します。
販売者も騙されているわけですが、それを知った頃には後の祭りですね。
ラクマで販売していた人には罪はないのか?
勿論、ラクマで販売していた人が最も悪いということは変わりありません。しかし、この手の販売者はとても頭が良く逃げる手段を何通りも考えています。
この手の販売者は、殆どが中国人で中国でコピー品を作って日本人ユーザーにAmazonで売れば利益が出るような価格で販売しています。あからさまに利益が出る商材なので初心者は勿論飛びついてしまいますね。
そこにつけこむのが、彼らのやり方です。しかもフリマアプリなんかは格好の的でして、認証もあまいので誰でも登録することができます。
彼等は中国から商品を配送し、日本国の代理人から発送する事で、本土の住所を知らせることなく犯罪しているわけですね。中々手の込んだやり方ですね。
仕入れ元に確認するも「正規品です」の1点ばり
今回クライアントの方は、ラクマから直接取引でLINE上でやりとりをしていたそうです。この「どら〇もん」のアイコンの方から仕入れていたわけですが、このように「正規品です。」の一点ばりだったそうです。
そもそもこの人に確認するのではなく、メーカーに確認したら一発でして「怪しいな~」と思った商品については、必ずメーカーに確認しましょう!メーカーに確認すると色々と教えてくれるので、それによって正規品かどうかもわかります。
メーカーHPには偽物に対する注意喚起が多々見受けられる。
メーカーHPには、各商品の様々な偽物情報が記載されています。例えば、ラクマやメルカリでも多々出回っているのが「フィギュア」の偽物です。フィギュアの偽物は非常に沢山の種類があり
各メーカーも、偽物の出所も掴めずに注意喚起することしかされていません。しかし考え方を変えれて、メーカーHPを見れば、殆どの確率で偽物を掴まないようになりますので、怪しいとおもったらメーカーHPを見ましょう!
下記にメーカーHPに記載されていた例をあげて説明させて頂きます。
このように、丁寧に解説されていることが殆どですので、必ず目をとおして確認する癖をつけましょう!
偽物に詳しい弁護士と共に共同で調べることに
偽物を販売してしまった事は仕方ないので、プロの方に依頼することにしました。商標や知的財産権に詳しい弁護士を紹介してやりとりして頂きました。
結論からいうと争う方向にもって行くのではなく、示談ですますように提案されたようです。私もそれが得策だと思います。ナイス先生!
対策として行ったことは、メーカーに対して全ての情報を開示し、こちらの非を全面的に認めると共に、証拠を提供するという流れにしたそうです。メーカーからすると、発送の大元を知りたいという事でしたので
それに対してのミッションは発送者の元をたどる事でした。
ここからさっきのドラ〇もんとの長い長い闘いが始まります(笑)
相手の住所を教えてもらう為にわざわざ・・・↓
こんなことを言って、ゲットした住所と名前が「中山チン」さんだったり(笑)色々な疑問を残しながら、情報を詮索していました。勿論この住所にお中元送ることはなく、ひたすら弁護士さんとの詮索を進めていました。
この佐々木と名乗る方は、佐々木なのか、中山チンなのか、謎は深まるばかりですが、どちらにせよ犯罪を犯している事には間違いないと思いますので、くれぐれもご注意ください。
数日たってからこんな事を言ってみました
証明できるものはないけど、正規品だと言い張る始末です。恐らく、この記事を見てる人で同じようなやりとりをしている方もいると思いますが、これが偽物販売者のやりとりです。
永遠に続くと思いますので、それをスパッと切る方法を下記に記しておきます。参考までにご覧ください~。
こちらも強気にでてみた
なぜこちら側が訴えられるのだー!笑
これにはさすがに、クライアントの方と笑ったのですが徐々に向こうもやりとりに疲弊してきて、発言が意味不明になってきていました。彼の言い分からすると、
・自分は中国に居て捕まるのは自分の部下
・自分は商品を提供しただけ
・購入したのはクライアントの方
・頭を冷やしてもう一度考え直せ
・とりあえず電話しましょう
・自分はどこまでいってもだましていない
と、こんな感じでした。画像には載せれていませんが相手は相当怒っていたそうでして「こんなくだらない事を言うのは女しかいない!」と、女性をバカにする発言もしていました。
全てのやりとりのデータを、メーカー代理人と弁護士に見せたのですが、さすがに呆れていたようで、こちら側の潔白は見事証明される事になりました。
この住所からの配送は注意した方が良い
私も詳しくはわかりませんが、最後に相手からもらったデータは画像のデータだったそうです。クライアントの方は、この人から別の商品を購入していて、それの受け取りをしていなかったので
相手は商品を送るだけで、受け取り待ちが続いた為、返品するか、お金を支払うか、どちらかの選択をせまったそうです。で、返品するから中国の配送先教えて。と、これだけで返送先住所を手に入れたそうです。
勿論、このデータも弁護士さん、メーカーに提供し、メーカー側も税関に同商品のストップをかけたそうです。これのお陰もあってなんとか無事解決に至りました。
今回、クライアントの方には協力頂き画像提供して頂きましたが、このような事はいつあなたに降りかかってくるかわかりません。同じような事があった時、どのように対処するかである意味、人生が大きく変わりますので
今回の内容を自分事のように捉えて頂けたら嬉しく思います。
それでは、今回の記事は以上になります。
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