Amazonのマーケットプレイスを活用して賢くお得に買い物をしよう!

Amazonでは、買えない物がないと思うくらい、何でも揃っていると思う人が多いかもしれません。ボタン1つで注文も出来て、早ければ当日や翌日には買った商品が手元に届くような素晴らしいネットショッピングを可能にしてくれています。

ネットショッピングを使いこなしている人から、時々利用する人まで、世界中で利用者のいるAmazonですが、マーケットプレイスという言葉を知っているでしょうか?

Amazonを使いこなしている人ならどこかで目にしたり、耳にしたことがあるかもしれません。しかし、大半の人は知らないと答えるでしょう。

詳しくはこの後に紹介しますが、使い方を知っていれば今までよりも安く商品を購入できるかもしれないサービスなので、知っておいて損はないはずです!

そこで今回は、Amazonのマーケットプレイスとはどういったサービスなのか、どのように使うのか、お得な使い方やポイント、注意点はあるのかなどを紹介していきます。

目次

マーケットプレイスとは?

まずは、マーケットプレイスについての基礎知識から説明していきます。

Amazonのマーケットプレイスの背景

マーケットプレイスは言葉の通り、Amazonが商品を提供する市場という意味になります。Amazonはもちろん、誰でも自由に販売をすることが出来るという画期的なシステムを2000年にアメリカでスタートさせました。

2018年現在では、アジアやヨーロッパなど世界10ヶ国以上の国でマーケットプレイスが展開されており、今後も増えていくと予想されています。

マーケットプレイスの仕組み

具体的にどのような販売システムかというと、商品の販売ページでは通常Amazonが販売をしていますが、マーケットプレイスであればAmazon以外の販売者が同じ商品を出品することが出来るようになります。

そのため利用者は、同じ商品でもAmazonかそれ以外の出品者から選択して、購入することが出来ます。もしAmazon以外の出品者で商品が購入されたとしても、Amazonはその出品者から販売手数料などの利益を受け取ることが出来ます。

Amazonが持っている集客力を武器にAmazon以外の出品者は手数料を払って利用できるため、お互いにメリットもあり、巨大なマーケットとして成長することが出来ています。

安心感と信用度

Amazonは手数料を受け取り、サイトの運営を行います。誰でも出品者はAmazonで商品を販売することが出来ますが、規約やマナーなどに関しては出品者に厳しく守るように指示がされています。

それは、Amazonが「地球上で最もお客様を大切にする企業」という企業理念のもと、利用者に対して安心感を与えて、信用度を高めるために責任をもって努力しています。

その結果として、世界中で利用者を獲得して、世界的な大企業として現在も成長を続けており、マーケットプレイスの概念を定着させていっています。

国外での販売も可能になる

Amazonの強みは他にもあり、海外に拠点をいくつも持っているため、Amazonの拠点を通じて商品を国外でも販売することが可能になりました。

出品者はゼロから販路を作っていく必要がなく、全てアマゾンが持っている倉庫や販売網を使って簡単に販売が開始することが出来るのです。また、集客もAmazonブランドを使用できるため、最初から売り上げを期待することも出来ます。

楽天市場もマーケットプレイスを展開

実は、楽天市場もAmazon同様にマーケットプレイスを展開しています。しかし1点だけ違いがあり、Amazonでは自由に出品できるように場所の提供をするだけでなく、自社でも仕入から出品、配送まで行っています。

楽天では、場所の提供のみ行っており、手数料を取ることで運営の管理を行っています。そのため、それぞれの運営規模の大きさや取引件数などにも大きな差が出ています。

商品のコンディションと送料

Amazonが販売しているのは、新品の商品のみになります。Amazon以外の出品者がマーケットプレイスで販売する場合には、新品、再生品、中古品、コレクター商品の4つの種類の商品が販売されています。

値段だけで見ていると、気づかずに中古品を購入していたという可能性もあります。返品はなるべく多方面に迷惑がかかり避けたいので、購入前に商品のコンディションは十分に確認しておかなければなりません。

また、出品者は商品のコンディションを利用者に対して明確に記載して誤解されないようにするように気を付けなければなりません。

さらに、Amazonが商品の販売や管理、配送作業をする場合には、送料は基本的に無料ですが、マーケットプレイスを利用している出品者は各自で配送料の設定や方法を決めなければなりません。

利用方法や活用ポイントは?

Amazonで商品を出品するにはいくつかの方法があり、それによって商品の出品できる種類や登録料などに差があります。自分の条件に合った契約方法で出品できるように、しっかりとここで確認をしておきましょう。

小口契約と大口契約

まず、Amazonでは大きく分けて2種類の出品契約方法があります。それは、小口契約と大口契約になります。

それぞれメリット、デメリットもありますがどのような違いがあるかも含めて特徴を確認していきましょう。

小口契約

小口契約では、少量の商品を出品する人に向けた契約方法になります。小口契約の特徴としては、毎月かかる固定費が一切なく、売れた分だけ手数料がかかるようになっています。

手数料は商品1点が売れるたびに基本成約料100円と販売手数料が必要になります。販売手数料は、商品のジャンルによって割合が変わってきますが多く商品は10%~15%の手数料になります。

さらに、メディア商品(書籍、ビデオ、DVD、ミュージック)の商品に関しては追加でカテゴリー成約料がかかってきます。1点の商品につきかかってくる値段は、書籍は80円で、その他は140円となります。

初心者にはオススメ

小口出品のメリットとしては、固定費がないため商品が売れない時や、出品をしていない時期があったとしても一切手数料が発生しないので、精神的にも負担が少なく済むという点があります。

そのため、出品をする初心者や不定期での利用を考えている人には利用するべき契約方法かと思います。

カテゴリー制限

小口出品のデメリットとしては、出品できる商品のカテゴリーが一部に制限されてしまうことや、新品のみの出品で、中古品などの商品は販売できないという制限があります。

Amazonで既に売られている商品の中の一部の商品が取り扱い可能なので、シュミレーションを十分に行ってから出品を行うようにした方が良いでしょう。

決済方法

もう1つの小口出品のデメリットとしては利用者が使える決済方法が、クレジットカードのみに限定されてしまうことです。クレジットカードを持っていない学生や社会人は購入が出来ないため、販売できる対象者が制限されてしまいます。

最近では、学生も持てるプリペイド式、チャージ式のクレジットカードが発行されていますが、全ての会社やブランドで利用できるかは各々変わってくるので、問い合わせたりして確認する必要があります。

大口契約

大口契約では、商品を数多く出品していく人や、より多くの商品を取り扱っていきたい人にオススメの出品方法になります。

大口になると、月額登録費として4,900円必要となり商品の売れた数に関わらず毎月のランニングコストが必要になります。そのため継続して出品していかないと固定費だけでマイナスになってしまうので検討が必要です。

基本成約料が不要

小口出品では商品が1点売れるたびに100円の成約量が必要でしたが、大口出品であれば成約量が不要になります。その代わり月額登録料が4,900円かかるので、つまり毎月商品を50個以上売れば大口出品の方がお得になるという計算になります。

またAmazonでは大口契約すると、無料期間や安い料金で一定期間利用できるキャンペーンを定期的に行っているので上手に利用しながら契約方法を決めていきましょう。

販売可能な商品カテゴリーが増える

大口出品になると、小口出品で売れなかったジャンルの商品が販売可能になります。一部の商品ではAmazonに許可を申請しなければなりませんがほとんどの商品が可能になります。

さらに、中古品などのコンディションが新品以外の商品も販売可能になるので、より利用者に届けられる商品数が多くなっていきます。ただし、中古品では古物商の許可が必要になるので、警察署などで申請をして許可を受けるようにしてください。

決済方法

大口出品のもう1つのメリットは、コンビニ決済や代金引換の決済方法が利用可能になるという点です。

これによってクレジットカード以外の利用者も使えるので、販売できる利用者の層が増えて売上も変わってくるでしょう。

利用時の注意点は?

最後に、マーケットプレイスを利用していく上で注意しておかなければならない点を紹介していきます。

FBAの利用

Amazonの特徴の1つとしてFBAというシステムサービスが存在します。FBAとはフルフィルメント by Amazonの略で、Amazonが出品者に代わって商品の管理から購入者とのやり取り、配送作業、トラブル対応までを代行してくれるサービスになります。

FBAを利用すると、利用料として手数料がさらに必要になります。そのため、販売する商品の値段を考えないと便利ですが、利益がなくなってしまうので注意が必要です。

購入してくれる確立を上げる

FBAのメリットとしては、マーケットプレイスの商品ページの一番上に自分の商品の購入ボタンが表示されることです。

FBAを利用していない、一般のマーケットプレイス利用者では商品ページの右側や下の方に「こちらからもご購入いただけます」「新品の出品:(販売者数)¥(値段)より 中古品の出品:(販売者数)¥(値段)より」といった表示がされます。

Amazonを頻繁に利用している人でも、あまり気にせずに購入していると普通は最も1番上の購入ボタンで商品を購入していくと思います。値段が大幅に安く、分かりやすい場所に表示されれば訪問してくれる可能性はありますが、多くの場合はないと言えます。

それだけでも、商品の購入してくれる確率は大きく差がついてしまうのです。手数料はかかってしまいますがFBA利用価値は十分にあります。

販売者による梱包と配送

マーケットプレイスについて最初に述べましたが、FBA利用者を含むAmazonが商品の管理や販売業務をしている場合には、Amazonが責任をもって対応してくれます。

しかし、出品者が取引をして商品の配送を行う場合には、基本的に商品の管理やトラブル対応はその出品者が行うことになります。出品者の中には対応が悪かったり、信用できない人もいます。

何も考えずに安いからと言って購入してしまうと、別に送料が取られて結果的にAmazonからの購入よりも高くなってしまったり、トラブルに巻き込まれてしまう可能性も否定できません。

評価やコメントをチェックする

トラブルに巻き込まれないためにも、出品者の評価やコメントを細かくチェックすることで、評価の割合やどういった内容のトラブルがあったのか見ることが出来ます。

評価の低い出品者では、信用も出来ず、購入後にアカウントが削除されてしまい返品や返金対応が出来ない場合もあるので出来るだけ利用は避けた方が良いでしょう。

システムの理解をしてお得に買い物

やはり利用者としても、出品者としても、利用するサイトのシステムやサービス、規約といった内容をよく理解しておくことがお得に利用できる可能性を広げてくれるはずです。

利用者だったとしても、出品者の登録方法や制限、手数料を知ることで適正な値段で販売しているのかどうかや、不正な販売をしていないかどうかの判断がしやすくなってきます。

その上で、安心して購入することが出来る出品者を見つけてAmazonよりも安い値段で購入することも出来るかもしれません。

また出品者としてマーケットプレイスを利用する際にも、Amazonのサイトでシュミレーションが出来るので、何度も設定を変えながら検討していくようにすれば良いでしょう。

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