引越しや大掃除で、不用品をリサイクルショップに売りに行った経験は、多くの方があると思います。しかしほとんどの物は査定が安く、(悪い意味で)査定価格にびっくりした経験ばかりのはずです。
中には古本や昔のレコード盤など、プレミア価値の付いた物もあり、臨時収入に喜ぶこともあるかもしれません。世の中には、せどりや転売を生業としている方もいますが、専門的な知識や多くの経験が必要であると誰もが考えるはずです。
しかし実は、転売は専門的な知識も多くの経験も必要なく初心者でも稼ぐことが出来る事をご存知でしょうか?もちろんせどりや転売のコツはありますが、難しい作業ではなく、誰でも空き時間に出来てしまいます。
せどりや転売で、副業として月収5万円程度の方から、それを生業として月収100万円超えの収入を実現し、自由な生活を送っている方も多くいます!
そこで今回は、せどりと転売を始めるための基礎知識、稼ぎ方や考え方、メリット・デメリットなども紹介して行きます。
目次
転売を始める前に必要なもの
今日からでも始められる転売生活をするための、必要な準備を紹介していきます。特別なものはありませんので、ご安心ください!
まず始める前に必要なアイテム
PC
まず最初に用意したい物はパソコンです。転売をするためには商品の情報を調べたり、仕入れや出品作業までパソコン1台あれば全て作業が出来てしまいます。
パソコンがなくても、スマホだけでも転売は可能ではあります。しかし仕入れ商品数が多くなってきたり、効率良く作業をするためにはパソコンは必須だと言えます。
最近では安くて中古のパソコンでも、高性能の物も多く、2~3万円程度で購入することも可能です。
さらに、できればですが持ち運びできるようなノートパソコンがお勧めです。自宅だけでなく、カフェや海外でも作業ができるメリットがあります。
スマホ
外出した際に、お店や仕入れ先で商品の情報を調べたりする際に役立ちます。その場で簡単に商品の情報検索できるかどうかが大切な要素になってきます。
最近では格安スマホも登場し、月額料金もあまりかからずに持つことが出来ます。
クレジットカード
商品を出品するサイトの使用料金や商品の仕入れをする際に確実に必要になります。
どのカードを作れば良いかは、人によって変わってきます。しかし、年会費無料や、ポイントの貯めやすいクレジットカードが多くあります。
仕入れをクレジットカードを使う事でポイントも貯まり一石二鳥なので、自分のライフスタイルを考慮して決めると良いでしょう。
登録しておくべきアカウントはなに?
道具をそろえたら、出品するための準備も行っていきます。また、出品だけでなく各サイトでの仕入れも可能になります。
それぞれのサイトによって、利用者の年齢層や特徴も変わってくるので仕入れやジャンルごとの出品方法によって使い分けると効率が上がります。
ヤフオク
ヤフオクで出品者として出品するためには、プレミアム会員として月額498円(税込)を支払う必要あります。
また、商品によってシステム利用料が変わってくるので、公式サイトにて確認をしっかりとしてから登録すると良いでしょう。
Amazon
アマゾンの場合、月額5292円(税込)と販売手数料がかかります。
キャンペーンや、法人登録などの種類もいくつかあるので状況によって上手く使い分けると良いでしょう。
メルカリ
若い人を中心に利用者が非常に多いため、人気のサイトとして注目されています。
販売手数料以外は基本的にかからない点が、人気となっている理由の1つです。
転売をするメリット・デメリットとは?
転売を始めるにあたり、メリットとデメリットをしっかりと理解しておく必要があります。リスクが全くないオイシイ商売は基本的には無いと考えるべきです。
しかしメリットとデメリットをしっかりと理解して、リスクコントロールができるようになれば、安定した収入も可能になります。
メリット
利益率、即金性が高い
古本屋やリサイクルショップでは、100円の本などがたくさんあります。物にはよりますが、利益率が500%になる物もあったりします。数百円が数千円、1万円になることもあるので、効率良く稼ぐことが可能になります。
また各サイトによってルールは異なりますが、商品が売れてから口座へ入金されるまでが早いという利点もあります。そのため、次の仕入れに資金を回すことも出来るようになります。
少ない初期費用で始められる
高額な教材も、専門的な資格や教室に通う必要はありません。セミナーや無料相談など行っている方もいますが、頼らずに自力で勉強して開拓も不可能ではありません。
時間はかかりますが、数百円から始めて、地道に少しずつ増やしていけば利益も出てくるはずです。短期間で成果を出したい方は、有料でセミナーやプロの方に相談する手もあります。
ほとんどランニングコストのかからないサイトのみを使って地道にいくか、有料サイトや有料のツール・セミナーを積極的に活用して短期間で勝負してくか、自分と相談しながら方向を決めていくのが1番です。
時間に縛られない
町のお店から仕入れる場合は営業時間内であればいつでも仕入可能ですし、インターネットであれば24時間いつでも注文できます。自分のペースに合わせて空いた時間で行ったり、週末だけというやり方も出来ます。
いつも時間に追われながら仕事や生活をしている人には是非オススメです。
デメリット
在庫管理が必要
仕入れてきた商品が売れるまでは、自分で在庫管理をしなければなりません。特に本などは保管スペースが取られるため、生活空間の確保の仕方を考えなければなりません。
有料でレンタルルームを借りたり、アマゾンではFBA(フルフィルメント by Amazon)というシステムを使い、商品の保管、注文処理、出荷、配送、返品に関するカスタマーサポートを代行するサービスもあります。
いずれにせよ、自分でしっかりと在庫の状況を把握しておく必要はあります。
仕入先の店舗が近くに何軒あるか
ブックオフなどの中古本、中古CD、中古DVDを売っている仕入れ店舗が近くに何軒あるかは非常に重要な要素となってきます。
近くに1店しかない場合と、複数ある場合では稼ぎやすさが変わってきてしまいます。仕入れできる店舗数が多い場合は、値段の比較や多くの商品が仕入れできる可能性が高くなります。
しかし、店舗数が少ない場合は仕入れ数に比例して売上も減ってしまいます。そういった場合は、仕入れ出来るジャンルを広げてみるのも良いかもしれません。
働き続けなければならない
転売は非常にわかりやすいシステムなので、仕入れと販売を止めてしまえば売上もなくなってしまいます。好きな時間に出来る一方で、作業した時間に比例した収入となります。
売上が大きくなってくれば、誰かを雇って自動化することも可能ですが、基本的には自分で管理などはした方がリスクは少なくなるでしょう。
まずは人のマネをしてみることも大事
成功している方の真似をすることは、独学で始めるよりも効率が良く、学ぶヒントも多くあるはずです。もちろん、同じことをして同じ成果が出ることは期待しないほうが良いでしょう。
しかし、特に初心者や売り上げが上がらずに困っている方には、成功へのキッカケとして活用するべきです。そこで、真似をしてくメリットとデメリットを紹介していきます。
メリット
ページの構成
転売で売れている方のストアページを参考にするのは、初心者にとって非常に勉強になります。
どのような文面で商品を紹介しているか、値段設定や表示の仕方など全てが参考になります。同じ商品でも、上手い方と初心者では恐らく売り方に差があるはずです。先ずは、買う側になってストアページを見てみるのが良いでしょう。
また、商品のジャンルによっても構成は変わってきます。自分が取り扱う商品によって、参考にする方を変えながら自分のページ構成を考えた方がよいでしょう。
トレンドが分かる
上手な方が取り扱っている商品のブランドや種類は、需要があり、買い手がいるという考え方が出来ます。トレンドが分かることで、自分の仕入れをする際の参考にしたり、販売価格の設定の参考にもなります。
トレンドは非常に早いスピードで変わってくるので、周りの商品をこまめにチェックしながら、取扱い商品を変えていく必要があります。中には長い間継続して売れる商品もあるので、見分けていけるようになれば安定した収入が見込めるでしょう。
デメリット
差別化が難しい
真似をするということは、構成や取り扱う商品が似ているということです。それによって、買いたい方が自分のところで購入してくれるかが大切になってきます。
しかし同じ商品で同じ値段を取り扱っている場合、新しいお店(=初心者が作ったストア)よりも普段使っているお店、または人気で評価の高いお店(=売れている方が作ったストア)で買う方が購入者は安心します。
そういった意味では、値段だけでなく違う部分で差別化して、買いたいと思ってくれる点がないと厳しいかもしれません。
見極めが難しい
真似することでトレンドが分かるというメリットがある一方で、固執しすぎるとトレンドが変わるタイミングが分からず、在庫を多く抱えてしまうということもあるかもしれません。
特に一過性のブームに乗っかった商品を取り扱う場合、人気のある時は勢いよく売れ続けますが、ブームが終わった瞬間に売れなくなるものです。その際に、在庫を抱えすぎていないかが失敗しないかどうかの分かれ道になります。
しかし初心者にはタイミングを見定めるのは難しので、少しずつ仕入れと販売を行っていくのがリスクを減らす良い方法かもしれません。
転売作業が10倍楽になるツール
ここまで、転売をするためにはパソコンやサイトなどの商売道具が必要で、商品の仕入れ方法や販売の方法など、転売の必要最低限の準備について紹介してきました。
しかし転売を安定して成功させ続けるためには、しっかりとした運営システムが必要になってきます。大小関わらず、どのように運営していくかが生き残っていけるか否かの差になってくるはずです。
そこで、転売において役に立つ代表的なツールを紹介していきます。
最初は無料ツールから活用
せどりすと/せどろいど
iosでは「せどりすと」、Androidでは「せどろいど」と呼ばれていますが、どちらも中身は同じです。
Amazonからの仕入れや転売をする際に役立つツールになります。具体的には、スマホにダウンロードしたこのアプリで商品のバーコードをかざすと、Amazonでの値段を一瞬で表示してくれます。
つまり、せどりすとを使えば、仕入先の商品の値段とAmazonで売られている価格差を見比べる事が出来るので、購入や販売の際の参考にすることが出来ます。
ジモティー
ここ最近で話題となっているサイトです。ジモティーの特徴は、近所で不要なものを引き取ったり交換したり出来るという点です。また、0円で譲ってくれる物も多く、仕入れ先としては最高のサイトとなっています。
地元を中心に仕入れて、送料がかかっても安ければ十分に利益は出せる物も多いかもしれません。こまめにチェックして、掘り出し物を見つけましょう。
CD横断検索システム
CD横断検索システムの特徴は、様々な店舗の中からCDの在庫があるかをまとめて検索してくれるツールになります。普通では、1つ1つのお店で在庫を調べなければなりませんが、これを使えば1回で在庫チェックが可能になります。
また、CDだけでなくDVDも検索可能なので、これにより仕入れの時間が大幅に短縮出来てしまいます。
有料版も賢く活用
初心者で初めから有料版に手を出すのはあまりお勧めしません。しっかりと安定して利益を出せるようになってから、さらなる効率化を目指して有料版を導入するか決めた方が良いでしょう。
有料版では、あなたの仕入れテクニックをよりサポートしてくれます。商品がより幅広く一斉検索できるようになり、仕入れの時間短縮が可能となります。また、在庫管理や、ツールによっては欲しい商品の情報を通知してくれる機能もあったりします。
また、店舗検索とネットショップ検索のどちらを特に仕入れ先として使っていくかによってもツールを使い分けた方が良いと思います。有料版でもツールによって特徴やジャンルが変わってくるので、自分の使いやすいツールを探してみましょう。
先ずは少ない金額から始めてみる
転売やせどりは専門的な知識や資格は必要なく、誰でも始められるのが特徴です。
また、最初から利益を求めて仕入れを欲張らなければ数百円からの投資でも大丈夫です。無料ツールや自宅のパソコン、スマホを使えば初期費用もほとんどかかりません。
最初は何を仕入れて、いくらにすれば売れるのかコツを掴むまでは大変かもしれませんが、仕入れた本や記事を読みながら楽しむのも良いかもしれません。
やっていくうちに慣れてくれば、効率良く利益を出せるようになるはずです。そうすれば、少ない時間で多くの利益を出すことも可能になってきます。
副業としてプチ贅沢するため、本格的に本業として優雅な生活を目指してやるのも自分次第です。ぜひ、近くの本屋さんに足を運んで1冊から始めてみましょう!