中国輸入をするにあたり、おすすめのプラットフォームとして「チャイナマート」があります。チャイナマートは、中国で最大級の規模を誇る「タオバオ」を日本語で取引することができるサイトです。
中国輸入を本格的にスタートさせたいけれど、せっかく届いた商品が不良品だったらどうしよう。
中国から仕入れるのは、やっぱり不安。そんな人も多いことでしょう。確かに、せっかく仕入れた商品が不良品だったら、ガッカリしますよね。
しかも、不良品の程度によっては商品として売ることができない場合もあります。そうなると、売上どころか、利益を出すことができず、転売ビジネスとして成り立ちません。
また、商品を一気に仕入れた場合、倉庫が不良在庫の山になってしまうことも・・・
そんな悩みを解消するため、当記事では、中国輸入が初心者でも、比較的利用しやすい「チャイナマート」を事例にあげながら、中国輸入を安心して利用するための”コツ”について説明していきます。
ぜひ参考にしていただいて、中国輸入&転売ビジネスを成功させましょう!
目次
中国輸入のイメージについて
中国輸入・転売をスタートさせている皆さん、また、これから始めようとしている皆さんは「中国輸入」についてどんなイメージを持たれていますか?
どんなビジネスでも同じですが、世の中ウマい話ばかりではありません。
実は、中国輸入にも、メリット・デメリットがあるのです。
ここでは、中国輸入のイメージについて、いくつかご紹介していきます。
<メリット>
・仕入れ値が安い
中国輸入での一番のメリットと言えばコレでしょう。中国では、開発にかかるコストや人件費が安く抑えられています。
そして、問屋や商社を通さずに直接仕入れることが簡単にできるので、その分、仕入れを安くできます。
また、日本と中国は海を挟んで隣接しているので、国際送料の面でも、他の国から仕入れるよりコストが抑えられます。
例えば、仕入れ値300円ぐらいの商品が2,000円で売れたりします。10個仕入れても3,000円ですから、安く仕入れて高く売れる商品が見つかれば、大きく稼ぐことができます。
さらに、仕入れ実績を作り大量輸入をしたい場合、値引き交渉をして今より原価を安くする方法もあります。
・商品の数が豊富
中国には、様々なメーカーが工場を持っており、たくさんの工場が密集しています。膨大な数の商品から好きなものを選ぶことができるんです。
そのため、競合の少ない商品を見つけることができます。
また、それだけ商品が多いと、リサーチ次第で利幅の大きい、いわゆる儲かる商品に出会える確率も高くなってきます。
様々な年代をターゲットに、幅広く数多くの商品を揃えることが、ライバルとの差別化になり、中国輸入で継続的に稼いでいく方法であるということです。
・自宅から発注できる
中国輸入は、わざわざ現地に出向かなくても、Amazonのように、インターネット上で簡単に商品を発注して仕入れることができます。
また、チャイナマートは、中国でも最大級の規模で展開しているサイト「タオバオ」を日本語で利用することができます。
語学力も必要なく、日本でのショッピング感覚で仕入れができるので安心です。
【中国輸入は、こんな人に向いているビジネスです】
◆パソコン1台で、一人でビジネスを始めたい方
◆小さい子供がいるので、面倒を見ながら在宅ワークをしたい主婦の方
◆日本を飛び出して、海外を旅しながらビジネスをしたい方
◆サラリーマンで副業を考えている方
<デメリット>
・不良品が多い
日本と中国では、文化や習慣が違います。そのせいか、商品の状態にも違いがあります。
どんなものが不良品なのかというと、よくある事例として、商品パッケージの汚れ・へこみ・破れ。写真と色が全然違っていたり、全く違う商品が届いたり、ということがあります。
こうした状態の商品は、日本では売り物にならない場合が多いので、注意が必要ですね。
仕入れる前に、そのショップはきちんとした商品を送ってくれるのか?信用できるか?というところをチェックしましょう。サイト内にある、購入者のこれまでの評価を参考にするといいでしょう。
・偽ブランドが多い
中国と言えば、ニセモノが多い、騙されるのでは?という印象をお持ちの方も多いかと思いますが、実際は、本当に偽物が多いです。
ブランド商品を仕入れてAmazonで転売しようと登録しても、偽ブランドと発覚すればアカウントを閉鎖されるリスクもあります。
初心者の間は、ブランド商品を仕入れるのは控えましょう。もし仕入れるなら、代行業者を挟んでチェックしてもらうなどの対策が必要です。
・まとまった資金が必要
中国輸入を拡大していくには、ある程度の在庫を持つことが必要になってきます。
少ない商品数と在庫で勝負するよりも、豊富な商品数を持って、幅広いターゲットに売っていく方が効率が良いからです。
在庫を持つことに抵抗がある方も多いかと思いますが、やはり、物販ビジネスは在庫を持っていかなければ継続していけないので、そこは覚悟を決める必要があると思います。
大量の不良品在庫を抱えないためにも、スタート時に売れる商品、売れにくい商品を見極める力を養うことが大事です。
・ライバルが多い
これは、どんなビジネスでも言えることですが、中国輸入転売にも、競合=ライバルは存在します。
特に、インターネットの世界なので、国内に留まらず、海外にもライバルがいる状態です。
この状態をマイナスに捉えず、どのようにライバルと差別化をしていくのか?
が、転売ビジネスの面白い部分でもあります。
なぜ中国輸入は不良品が多いの?
やはり、中国輸入で一番気になるのは、商品の「品質」ですよね。そもそもなぜ、中国輸入品は不良品がよく出るのか?ここでは、3つの問題点について解説していきます。
1、商品の製造工程による問題
・異物の混入
商品の箱や袋内に異物が混入しているケースです。工場がしっかりと管理されており整理整頓もきっちりできるなら、このような問題はほとんど発生しませんが、散らかった工場の場合は混入してしまうこともあるでしょう。
・汚れ、印刷の失敗
Tシャツやタオルなど、衣類に多い問題ですが、商品に黒点や汚れ、プリントのズレなどが発生することがあります。気付かずに販売してしまうとクレームに繋がりますので、きっちりとした検品が必要になります。
・ほつれ、ゆがみ
洋服や布製品などの、生地を縫い合わせる商品に多いのが、糸やボタンのほつれです。日本製と違い、縫製が雑にされているケースが多いので、アパレル商品を扱う場合は注意が必要です。
2、商品の検品作業による問題
・不良品に気付かずに出荷する
工場での製造工程の段階で、汚れや、ほつれ、異物など、不良品のチェックが漏れて、それに気付かずに出荷されるケースがあります。
・不良品の判別基準が明確にされていない
工場内で、不良品のチェック項目の判別基準が明確になっていない場合、検査員の判断にバラつきが発生し不良品が発見されずにスルーされてしまうケースです。
3、商品の輸送による問題
・箱のへこみ、揺れ、衝撃による破損
輸送中に多い問題ですが、箱のへこみなどは仕方ない部分です。問題は、中の商品に影響を与えていないかです。
しっかりと衝撃を吸収できる梱包をしてくれていれば安心ですが、雑な梱包だと、割れやすい商品(ガラス・プラスチック・陶器等)ならアウトです。
また、電子機器の場合は、衝撃や振動が影響し初期不良が起きる恐れもあります。
・コンテナ船の環境
輸送中のコンテナは、非常に湿気が高い環境となります。その為、水漏れやカビが発生することもあります。
かといって、コンテナの環境はどうすることもできません。どんな商品がどんな状態で届くのか?自分が売りたいジャンルの商品を、少量ずつ仕入れてみて確認することも大切です。
チャイナマートを使うと不良品をゼロにできる!?
転売ビジネスのため、せっかく輸入したのに不良品は仕入れたくないですよね!
そんな方のために、チャイナマートでは、仕入れの方法として、2つのプランが用意されており、好きな方を選択することができます。
ここでは、そのプランの特徴について解説していきます。
・初心者におススメ!「おまかせプラン」
チャイナマートの「おまかせプラン」は、タオバオの出品者と、交渉・入札・支払いから発送まで代行してくれます。
一番のメリットは、仕入れたい商品の買い付けが終わった後、日本に送る前に「検品」をしてくれることです。
検品して、基準から外れる商品は「不良品」として返品してくれるので安心です。
利用するのに手数料が掛かりますが、不良品を仕入れなくて済むので、中国輸入の初心者におすすめのプランです。
・中級者になったらこちら!「一括直送プラン」
チャイナマートの「一括直送プラン」は、こちらも、交渉・入札・支払いを代行してくれますが、手数料が安い分、「検品が一切ない」というデメリットがあります。
その為、不良品が混ざって入ってくる可能性があります。
こちらのプランは、ある程度仕入れをして、信頼できるショップを見つけた時に利用すると良いでしょう。
チャイナマートで仕入れる際に気を付けよう!不良品が多い商品はコレ!
これまで、どの様な理由で不良品が発生するのかを見てきました。
次に、どんな商品に不良品が見つかるのでしょうか?ここでは、中国輸入に多い、不良品がよく出る商品について解説していきます。
・アパレル品
細かい縫製ができていない場合がよくあります。
工場での縫製作業は、手作業が多いのですが、技術不足で明らかに酷い商品が届くこともあるので、アパレル品を仕入れる際は、まずは少数にし、品質を見極めるようにしましょう。
・ガラス、プラスチック製品、陶器製品
中国輸入では、割れやすい商品、破損しやすい商品を仕入れることはおススメできません。
もし仕入れるなら、小さく軽い商品を選ぶようにしましょう。
ガラスやプラスチック製品などは、輸送中の揺れや衝撃により破損するケースが多いためです。
どうしても仕入れをしたい場合は、梱包を強化してもらうなど、コストを掛けて対策する必要があります。
・精密機器
カメラや時計、ポータブルプレーヤーなどの中国の精密機器は、日本製と比べると壊れやすい傾向があります。
中国では正常に動いていても、輸送途中の揺れなどが原因で、日本に届いた頃には動かない。なんてこともあります。
外見だけで判断するのは危険なので、仕入れ商品として取り扱う際は気をつけましょう。
教えて!チャイナマートで不良品を仕入れてしまった時の対処法!
チャイナマートを使って試しに仕入れをしたけれど、不良品が出てしまった。
「返品できるのかな」「手続きが面倒だな」「送料がもったいないな」などと悩んでいる方は必見ですよ!
ここでは、不良品を仕入れてしまった場合の対応や、売れ残り商品を消費するコツについて解説してきます。
・値下げして販売する
中国輸入転売をするにあたって、見た目から明らかな不良品は、信用問題に関わるので売ってはいけません。
ただし、少しの傷や欠損など、程度によっては通常の相場よりも値下げして売れることもあります。
そういった場合は、値下げしている理由(傷や欠損があることなど)を商品説明欄に記載しましょう。
ある程度、需要のある商品であれば売れていきます。
また、大量に仕入れて売れ残った商品がある場合も、同様に何か理由を記載し「訳あり商品」として売れるように工夫しましょう。
・ヤフオクなど中古商品を扱うサイトで販売する
中国輸入転売をされている方の多くは、転売の販路を「Amazon」にしているケースが多いです。
しかし、中国輸入をするなら「ヤフオク」も利用することをおススメします。
「ヤフオク」は、ご存知の通り日本最大級のオークションサイトです。
Amazonとは違った年代のユーザーが存在しているので、不良品であっても、需要のある商品であれば売れていく可能性は高いです。
また、ヤフオクにはジャンク商品を扱うジャンルもあるので、電子機器などは、バラして部品で販売するなんてこともできます。
今では、ヤフオクの他にも、スマホで簡単にできるフリーマーケットアプリのメルカリ・ラクマの他、楽天市場・ヤフーショップなど、
様々なショッピングサイトが存在しますので、販路を広げることができます。
いかがでしょうか?これらの対処法を使えば、不良品も立派な商品になります!
中国輸入は品質が心配な面もありますが、あまり恐れずに仕入れてみてはいかがでしょうか?
売れる商品が見つかれば、大きく稼いでいくことができ、魅力たっぷりの中国輸入ビジネスですが、スタート時は誰でも初心者です。
いろいろな方法を試して、失敗と成功を繰り返しながら成長していきましょう!