嵐のコンサートでは、チケットキャンプから購入した方の入場を断ったり、正規ルート以外で購入したチケットを無効化したり、チケットの高額転売に対して様々な対策が取られていました。
では何故チケットキャンプから購入したチケットが無効になるのか?今回の記事では以下の内容について解説しています。
✓チケットキャンプのチケットが無効になった理由
✓チケットの高額転売が与える影響
✓チケットが無効にならないようにするためには
目次
チケットキャンプで購入したチケットが入場禁止になった理由
チケットキャンプで購入した、嵐のコンサートチケットが無効になった人もいるのではないでしょうか?ここではチケットキャンプで購入したチケットが無効になり、入場拒否されてしまった理由について解説しています。
あまりにも目立ち過ぎきた高額転売
嵐のコンサートチケットはジャニーズの中でも人気が高く、活動休止発表も残念ながらチケットの高額転売を誘発する結果となりました。
高いものでは最前列に100万円の値段がついたものもありました。チケットの相場は5,000円〜10,000円前後なので100倍近くの値段で取引されていた事になります。
こうした高額転売が頻繁に行われていたため、ジャニーズ側はチケットキャンプから購入したチケットを無効にしたり、入場を拒否したりしていた訳です。
チケットの転売屋があの手この手を使ってチケットを手に入れていた
では何故こうした高額転売が頻繁に行われていたのか?その理由は、チケットの転売で利益を得ようとする”チケット転売屋”が横行していたからです。チケット転売屋はあの手この手を使って、人気アーティストのチケットを集めて、買えなかった人に販売を行います。
基本的に人気アーティストのチケットは売れ残る事がなく、競争率が高いのが特徴です。供給量に対して需要の方が高く、ファンクラブに入っていても中々当たりにくいため、転売屋から買う人も少なからず出てきてしまいます。
つまり、純粋に楽しみたいファンの所にチケットは行かず、転売屋に流れてしまっているため問題視されていたという事です。
本人確認でバレた
コンサート会場で入場拒否された人の中には本人確認でバレた人も数多くいました。
これも転売屋対策としての取り組みですが、購入した人からすると、チケットが買えないから仕方なく転売屋から買っただけなので、本人確認の制度には物議を醸しました。
本人確認で必要な書類は以下のようなものです。
・運転免許証
・健康保険証
・学生証
・出入国用のパスポート
・在留カード
・特別永住者証明書
・外国人登録証明書
・住民基本台帳カード
・マイナンバーの個人番号カード
いずれも原本が必要になるので、コピーして持っていく事は出来ません。
チケットの高額転売が与える影響
チケットの高額転売が良くニュースで取り上げられていますが、何故ここまでチケットの高額転売が問題になるのでしょうか?
純粋なファンが楽しめなくなる
チケット転売屋が買い占めると、コンサートへの参加が出来なくなるので純粋なファンは楽しむことができなくなります。
ユーザーの金銭的負担が増え、グッズの購入やコンサートの参加が減少する
チケットが高値でもライブに行けるから良いんじゃないのか?と思うかもしれませんが、チケットの高額転売はどちらかというと音楽業界全体に与える影響が大きいため、問題視されています。
つまり、仮にコンサートへの参加が出来たとしても、チケット代にお金をかけているので、グッズの購入を控えたり、コンサートの参加頻度を少なくしてしまいます。本来こうした収益はライブ開催のためのもので、チケット転売屋に利益がいく事で、ライブ開催も難しくなる可能性もあります。
このまま野放しにしておけば、ライブ・エンタテイメント市場への悪影響は避けられません。
チケットキャンプからチケットを購入した人の末路とは?
チケットキャンプで購入した人は、コンサートへ参加できなくなるだけでしょうか?実は最悪のケースになる事もあります。
1年間の会員停止処分やブラックリスト入り
通常、コンサートチケットの当選はファンクラブ会員の方が当選確率が高くなります。ですので、アーティストのファンの人はファンクラブに入っている人も多いかと思います。
しかし、転売屋から購入した事が判明すると、1年間の会員停止処分になったり、ブラックリストに入ったりしてしまいます。また、今後転売されたチケットを購入しない旨の誓約書を書かされたりして、破った場合は永久にコンサートへの参加が認められなくなります。
どうしても行きたくて仕方なく買ったチケットで、まさか永久に行けなくなるとなれば、転売屋からチケットを購入する事も少なくなるのではと思います。
嵐のチケットの倍率はどれくらい?
嵐のチケットが高額転売されやすいのは”手に入れにくい”つまり、プレミアになりやすいからです。では実際どれくらい手に入れにくいのか?ここでは嵐のチケットの競争率(倍率)について解説します。
嵐のファンクラブ会員数は?
まずチケットの販売は通常ファンクラブの方が当選しやすくなります。
ファンクラブ会員の増加推移は以下の通りです。
・2016年3月 190万人
・2017年9月 211万人 (2016年3月から21万人の増加)
・2018年9月 226万人 (2017年9月から15万人の増加)
・2019年1月 250万人 (2018年9月から24万人の増加)
ちなみにジャニーズの中でのファンクラブ会員数はこちらの通りです。※2019年1月末時点
・嵐 250万人
・関ジャニ∞ 62万人
・KinKi Kids 55万人
・Hey!Say!JUMP 52万人
・Kis-My-Ft2 45万人
250万人とういう事は、日本の人口が約1億2600万人なので、日本の人口の約2%の人が嵐のファンクラブという事になります。
いかに嵐の人気が凄まじいかが分かりますね。
各会場の動員可能数
嵐のファンクラブ会員は250万人いますが、当然コンサート会場に全ての人が入るわけではありません。
各会場の収容可能人数は以下の通りです。
・札幌ドーム 約53,000人
・東京ドーム 約55,000人
・ナゴヤドーム 約50,000人
・京セラドーム 約55,000人
・福岡ドーム 約52,500人
全ての人が応募するわけではないので、ここでは70%の人が応募すると仮定します。
東京ドームで応募すると、55,000÷(250万人×70%)=約3%となります。当然一般の応募もあるので、さらに当選確率は低くなります。
つまり、1つのドームに限って言えば、9割の人がチケットを手に入れる事が出来ないのです。
こうした当選確率の低さも、高額転売に繋がってしまう原因の一つになります。
チケットが無効にならないようにするために
せっかく手に入れたチケットが無効になった、もしくは転売屋から買った事がバレて入場拒否された…こういった事態にならないためにも、しっかりと対策をしておく必要があります。
転売屋から買わない
まず、チケットの購入は”転売屋から買わない”という事が最も重要になります。転売屋からの購入はほとんどの場合利益が上乗せされており、定価以上の場合がほとんどです。また、転売屋から購入したチケットは無効になるケースが増えてきているので、転売屋から購入するメリットはほとんどありません。
チケット販売サイトからの購入も出来るだけ避ける
転売屋はもちろん、チケットの販売サイトからの購入もできるだけ避けた方が良いです。よく、都合が入って行けなくなった方がチケットを出品しているかたがいますが、安く買えたとしても購入しないほうが無難です。
本人認証が必要であったり、金額の大小に関わらず転売されたチケットは全て無効とされてしまうなど、自分名義で購入していないものは入場拒否されてしまう場合がありますので、出来るだけ避けた方が良いでしょう。
チケットを正規ルート以外で買う場合は事前に確認しよう
チケット代が高くなってもとにかくライブに行きたいんだ!という方も中にはいるかもしれません。
そういう方は、前もってチケットの発行元(運営元)に本人が取得したチケットではないが大丈夫か?確認を入れておきましょう。
もしOKであればそのまま買えば良いし、ダメだとなったら無駄な支払いをしなくて済みます。
電話やメールですぐに問い合わせは可能なので、購入前に連絡するのが良いでしょう。
いかがでしたでしょうか?チケットキャンプで購入したチケットが無効になった理由、チケットの高額転売が与える影響、チケットが無効にならないためには?について解説してきました。
正規ルートで以外で購入したものは、無効になるだけでなく、ファンクラブ会員の会員停止処分や永久にライブへの参加が出来なくなる場合があります。もしそれでもライブに行きたいと思うのであれば、事前に転売されたチケットを購入しても大丈夫か?しっかりと確認しておきましょう。