転売をするにあたり皆さんはどんな商品を仕入れていますか?色んな転売をしている人のブログなどを見ても皆さん色んなジャンルでしっかりと利益を出しているのに、自分はなかなか利益を出せないと悩んでいませんか?
今、狙い目の商品はコレです!と転売・副業ブログなどで紹介されているような、実績のある商品は過去に狙い目であったという商品で、今からこれから狙える商品ではないのです。単純に考えて自分の稼ぎ方を簡単に人に教える転売屋さんいるとは思えません。
もちろんそこにヒントが落ちている可能性はあります。転売の先輩方は、なぜ売れる商品を見つけることができて、あなたには出来ないのか。
それはあなたが世の中の流れや購入者側の心理を理解していないからです。ただでさえ、転売をする人が多くなってきていますから、他の転売屋さんよりなにか秀でていなくてはなりません。
転売の本質でもある儲かる商品と売れる商品の考え方などを紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
目次
利益をあげる転売の本質とは
あなたがせどりや転売を行うにあたり、重要視していることはなんですか?
なにを売るか、いくらで仕入れられるか、いくらで売れるのか、どこで仕入れるのか、利益はいくらになるのか……。といったところでしょうか。
では、実際にまとめて先程の事を考えた結果、どのような行動をとっていますか?今大人気の商品を安く仕入れられる場所を必死で探したり、他の転売屋さんの後追いばかりしていませんでしょうか。
転売はそう甘くはない
このような行動で転売は稼ぎ続けられるほど甘くはありません。良く考えてみてください、大人気の商品を仕入れようとしているんですよ?
それはそれは、数多くの転売屋さんが目を見張っているのに違いありません。転売屋さんどころか、一般の購入者までがもあなたのライバルとなっているのです。
これではまるで椅子取りゲームです、ただでさえ少ないイスに大勢の人間が囲っているのですから、1回イスに座ることができても継続して座り続けることは至難の業と言えるでしょう。
転売の本質
結論から言いましょう、転売の本質とは『自分の頭で考える』ことです。転売の本質そのものを『自分で考えなさい』と言っているわけではありません。
利益を出す為には売る価格より安く仕入れなくてはいけませんので『安く仕入れて高く売る』これも紛れもなく転売の本質です。
私が伝えようとしているのは、なぜ利益を継続して出せている転売屋さんがいるのか、その人達はなぜその商品を選んだのか、なぜ安く仕入れることが出来ているのかを自分の頭で考えてみましょうということです。
成功している転売屋さんは、その正解を出せている人達なのです。このままでは、少しモヤモヤしたままで終わってしまいますので、もう少し掘り下げて具体的な事についても触れていきましょう。
人が今なにを求めているのかを考える
うえで例に挙げたように
・なぜ利益を出せている転売屋さんがいるのか
・その人達はなぜその商品を選んだのか
・なぜ安く仕入れることが出来ているのか
この問いにおける正解はひとつだけではありません、ですがそれぞれの答えの中に様々な共通点があります。
未来を読む力を養う
“タイムリープ”という言葉をご存知でしょうか?SF映画や小説などでよく題材として使われる、過去と未来を行き来できるといったものです。もしタイムリープができたとしたら、転売で必ず成功できると思いませんか。
そもそももしタイムリープができたら、転売じゃないことをやっているよ、という話は無しでお願いします。
つまり、これからなにが売れるか分かれば転売で売る商品探しにも困りませんよね。実は、転売成功者は売れる商品を先読みし仕入れを誰よりも早く行っているのです。
どうやって先読みしているのか
では、ここでまた『自分の頭で考えてみる』時間です。実際にタイムリープをしている訳でもないのに、どうやって未来を読んでいるのでしょうか?
それは、ニュースやテレビ、SNSといった世の中のありとあらゆる情報が絡み合い、流行やトレンドが生まれそうな時に、いち早くトレンドを予測し対応をしているからです。
トレンドが生まれることで、需要と供給のバランスが崩壊し商品の価格が本来の何十倍のプレミア値段もついたりすることも珍しくありません。そういった商品を狙うことを俗に『トレンドせどり』や『トレンド転売』などと呼んだりもします。
トレンド転売
このように日頃から、いろんな世界のトレンドにアンテナを張っておくことが必要となります。普段は興味のないものでもチェックをし理解することで、利益が大きく出せるような商品を仕入れることができるのです。
こういったトレンド商品は仕入れることさえできれば、売れることは間違いないので在庫を抱えるリスクを抑えられるといったメリットもあります。
デメリットとしては、先読みしすぎてトレンドとは関係のない商品を仕入れた場合、逆に売れない在庫を抱えてしまうこともあるので、仕入れる数や金額には要注意です。
回転率と一定需要を狙う定番転売
こちらは常にある一定の人気を誇る商品にターゲットをしぼった『定番転売』です。ある一定の人気があるということは、それだけ売れやすいということにも繋がります。
さきほどの『トレンド転売』と比べるとどうしても利益は上げにくくなりますが、その分沢山の量を売ることができるというメリットもあります、薄利多売の商売方法といえます。
ちりも積もれば山となるということわざもありますが、薄利多売の『定番転売は』は資金がある方や、在庫を抱えるスペースなどを自分で持っているような方におすすめです。
資金10万円から始める転売
転売を始めたい方によくある質問として「転売は初期費用がいくらあれば始めることができますか?」という質問です。実際のところ転売をするだけなら、仕入れたい商品の金額さえあれば始めることができます。
例えば転売の資金として10万円から始めてみたとしましょう。そこで10万円分の商品をいきなり仕入れるのは決して良い判断ではないのは、誰にでも分かるかと思います。この質問に対しての私の答えとしては、「逆に、いくらの商品を仕入れるつもりなのですか?」です。
同じ利益率ならどちらを選ぶ?
10万円の資金で転売業を始めるとして、例えば1万円の商品を1万500円で売るのと、1,000円の商品を1,500円で売るのではどちらが良いでしょうか?
まずは1万円で仕入れたケースの場合、10万円という資金に対して500円の利益の為に総資金の10%を一時的に投資しなければなりません。500の利益が出たとしても利益率は105%しかありません。残り資金も一時的に9万円になってしまうことで、次の商品選びもかなりシビアなものとなってきます。
一方1,000円で商品を仕入れた場合、投資は資金のわずか1%だけで済みます。それでいて500円で売ることができれば、150%の利益率をあげることができるのです。商品を在庫として抱えているうちも元資金の99%は残っているわけですから、次の商品を選ぶ選択肢も大幅に広いと言えるでしょう。
このように資金が多い=高額商品を扱う、には結びつかないということを理解して頂ければと思います。資金が多い=多くの商品数を扱えるという認識が正解です。多くの商品数を扱うことができれば売れるチャンスも当然増えますので、利益が出やすいのです。
仕入れ金額を1,000円以下にする
これから転売を始めようと思っている方には、まず1つの商品の仕入れ額を1,000円以内に収めるやり方をオススメします。高額商品=利益が沢山取れる訳ではないということは、理解頂けたかと思います。
さきほどの例でいうと、1,000円の商品が1,500円で売れるということは、十分に実際の転売相場でも起こりうる転売例で決して珍しいケースではありません。
確かに仕入れを1,000円以内と限られてしまうと、仕入れとしての選択肢もぐっと狭まります。ですが、それでよいのです。
商品は星の数ほどあり、始めから全ての売れる商品を把握しようという方が非現実的だと思いませんか?あえて、一度世界を狭くしてみることで、これまで気が付かなかった点に気付けるようになります。
そこで経験を積み、自信が付いてきた頃には、仕入れの商品選びによほどの根拠がない限り仕入れられないほど商品選びに慎重になっているはずです。
ヤフオク!で即決商品に狙いを定める
ヤフオク!で商品を仕入れると転売屋さんはとても多いです。もし、オークションで運良くライバルが表れなかったり、想定していたよりも早い段階で落札することができれば、安く仕入れることが可能なので利益を出しやすいといえるでしょう。
ですが、そういった商品と巡り会えることは、かなり低い確率になるかと言えます。継続的に利益を出していくには運だけではない要素が必要です。
そこで、オススメの方法がヤフオク!で即決商品だけを狙うという方法です。即決商品とは、オークションのようにセリ形式で商品価格が決まるのではなく、この値段であれば売りますよという即決価格が設定されている商品のことです。
即決では利益は出しにくいのでは?と思うかもしれませんが、実はそうではないのです。即決商品で利益を出していく方法をご紹介致します。
ヤフオクの即決狙いの仕入れの手順
例えば、ヤフオク内で出品者の即決商品だけに絞込をし、キーワードをいくつか入れます。この時商品のジャンルはなんでもよいです。
仮に商品ジャンルを音楽・CDとした場合、キーワードとしては、”限定“や”初回生産“や”廃盤“など良いと思います。これらの商品は単純に珍しく入手しずらいので、販売する際にも利益をとりつつ売りやすいであろうという根拠です。
検索をかけると即決価格だけでもものすごい量の品数が表示されるので、次に購入価格帯を設定をします。あまり高額なものはリスクが大きいので最初は高くても~5,000円までくらいの商品がいいかもしれません。
さらに、ここでは商品の並び替えを“新しいもの順”で表示をさせます。こうすることで出品ホヤホヤの商品を見つけ出すことができます。
この絞込で出た商品の商品名を今度はamazonでも検索にかけます。その時にamazonの方が価格高ければ、即決で仕入れた場合に利益が見込めるということです。
即決価格を狙うメリットとしては、スピード勝負で出品したての商品をすぐに落札できるというメリットがあります。意外な額で即決価格が決められている場合もあるので、このやり方はとてもおすすめです。
転売は1日にしてならず
ここまで、転売における儲かる商品の選び方と売れる商品の考え方や、具体的な販売方法、資金のリスク管理などについてふれてきました。
これは転売業の全てにおいて言えることですが、『自分の頭で考える』ことが出来なければ、転売を自分のモノにするのはとても難しいです。
個人的な見解にはなりますが、転売業のみならず、商売というものは人を喜ばせるものだと思っています。つまり、お金を頂くには、その人を喜ばせなければいけない。逆にお金を払うのであれば自分が喜ばなければならない。と、いうことです。
飲食店で言えば、お店のオーナー・店長・従業員アルバイトがいますよね、そしてそのお店に訪れるお客様がいます。この中の誰一人として損をしているという感覚を持ってはいないはずです。
転売の場合であれば、商品を仕入れる為に売ってくれる人、自分の商品を買ってくれる人、仲介役をしてくれる販売サイトやオークションの人、そして自分の4人のキャラクターを持つ人間が皆win-winの関係にならなければ成り立たないものなのです。
その人達がどうすれば喜んでくれるのか、ということを想像し実行できる人は転売業においてもきっと生き残っていけるかと思います。