大前提として、チケット転売が違法であるという事を踏まえて、チケットキャンプとオークションサイトのどちらで販売するべきか?
という点について、当記事ではふれていきます。
結論からいうと、
✓どちらのモールであっても利益を出してはいけません。
これは迷惑防止条例という規約がある限り、利益を出した瞬間、その行為は基本的に犯罪になります。
では、それらを踏まえてどちらでチケットを販売するべきなのかをお伝えしていきます。
オークションなのか・・・
チケットキャンプなのか・・・
あなたはどちらだと思いますか?
目次
チケットの転売は原則として利益を出さない事が大前提
まず、チケット転売というものは利益を出した瞬間にアウトです。
ここでいうアウトというのは、
アウト = 犯罪
です。
それをわかっていても、人間はアウトを走ってしまうこともあります。まずは、そんなアウトな事を何故してしまうのか?これについて、筆者の考えを書いてみようとおもいます。
犯罪というのはそもそもなぜ起きるのでしょうか?
理由は簡単です。
人間心理に寄り添って考えると、その根幹的原因が見えてきます。
具体的には、、
- 欲しいけど今は手に入らない。でもちょっとくらいなら不正しても・・・
- どうしてもあの人と付き合いたいのに付き合えない!あの忌々しい相手がいなければ!!
- お金がどうしても必要なのに今の環境では無理だ。どうしたらいい?人から奪えば簡単だ。
という、人間には7つの大罪といわれるものがあります。
人間が何か問題を起こしたり、道から外れたりするときには7つの欲求が原因となって、人間をあらぬ方向へと導いてしまいます。
問題となる感情というか、想念と言われるものですが、次の通りです。
- 高慢
- 物欲
- 嫉妬
- 怒り
- 色欲
- 貪食
- 怠惰
というものです。
「無くて七癖」とも言いますが、人間誰でも欲求があります。そして、どうしても欲しい欲求があるからこそ、抑えられなくなって罪となる程に膨れ上がってしまいます。
刑事ドラマなど見ていると本当にそのままです。
犯罪をしてしまった犯人は、必ずこれらの中にある欲求を根強く持っており、それを満たすために悪事を働いていて、たまたま見られてしまった人を殺めてしまい、1時間掛けて犯人を見つけるのです。
人がいかにして犯罪に手を染めるかというのは、実はとても簡単な理由なのです。単純過ぎて他人からすると「なぜそんなことのために犯罪に手を染めてしまったのか」と言われてしまうのです。
借金がある人が、たかだか50万円ほどで人生をあきらめてしまう人と、5,000万円でもピンピンしている人と、色々ありますが、そういう差なのです。
チケット転売は簡単に儲かるから犯罪を犯しやすい
正直言ってしまうと、リスクの割にチケット転売で手に入る利益は微々たるものです。
一枚のチケットを高額で転売しても、利益は頑張っても1万円、もっと多く利益を求めれば5万円とかになることもありますが、元々の単価が高くても1万円くらいなので、【◯倍で売られた】と言われても、大した利益になりません。
では、どんな人がチケット転売に手を染めてしまうのでしょうか?
それは、目先のお金に困っている人です。
という意識を持っている人です。
すごく残念ですが、そういう稼ぐための意識がある人に限って、軽犯罪に手を染めてしまって一生を棒に振ります。そう、基本的には”元・善人”です。元・善人が方向性を間違えてしまったために、軽犯罪に手を染めてしまうのです。
刑事ドラマを見ていてもそうですよね?愛する人を守るために、犯罪者になりそうな人を善人が殺めてしまって、犯罪者になってしまいますよね?
基本的に人が犯罪に手を染めてしまうまでのストーリーは決まっています。
チケット転売”程度”のビジネスに人生を操作されてしまってもいいのでしょうか?
だからこそ、人を心から愛して間違えた道にいかないように、叩きのめしてくれる人が必要なのです。
実は、少しだけチケット転売をして稼いでしまいました。
おそらくですが、こういう人は何人もいます。
でもご安心ください。
極論、チケット転売で利益を得てしまったとしても、利益目的でなければいいのです。
「良い」というと語弊がありますので訂正しますが、摘発されるほどではない、という程度です。利益を得る目的でチケットを購入するということは、利益目的で複数枚、複数十枚のチケットをまとめて手に入れることになります。
一つ例を出します。
ジャニーズ事務所とチケットキャンプの事件
チケットキャンプを訴えたジャニーズ事務所の最初の摘発は「著作権」でした。しかしその後、どんどん別の罪状も出てきてしまい、チケットキャンプの運営は不可能になりました。なぜかというと、チケットキャンプが利益目的でジャニーズ事務所が販売しているチケットを大量に仕入れていて、しかも転売して利益を得ていたからです。
ほぼ無在庫に近い環境で、しかも利益も上がるものだし、買い手も喜んでくれるものだから勘違いをしてしまったものと思います。
結局のところチケット転売は犯罪なので、利益目的になってしまった時点で摘発は目に見えていたと言えます。
実際のところ、いつどこで誰が自分の悪事を見ているかわかりません。
「ちょっとくらいなら大丈夫だろう・・・」は、今は大丈夫でも暴露されるのは時間の問題だと言えます。
チケットを安全に転売する方法
最も安全な方法。それは欲を出さないということです。
法律的にいうと、チケットの定価に手数料を少しでも盛った段階で各種法律に摘発されます。
なぜなら、手数料というのは人によって大きく違うからです。
手数料と送料を含めて1,000円という人もいれば、手数料10万円と言われても「手数料です」と言えるわけです。
そのため、手数料や送料は一切盛らず、あくまでも定価での販売が安全です。
送料や手数料をわずかでもいただきたいと言う人がいますが、利益目的であれば摘発の対象なので仕方がないのです。
一生を棒に振る覚悟がお有りであれば、微々たる利益のために犯罪に手を染めてください。
でも、そういうアウトローな収入の得方を実現せずに、真っ当な手法、真っ当なビジネスで収入を得たいのであれば、引き続き読み進めてください。
どこでチケットを手放すのが理想か
行けなくなったチケットを誰かに売って、少しでも赤字を埋めたいという人がいると思います。
大切な人と行く予定だったけど、直前で外せない用事が入ってしまうこともあります。
そんな時、一体どこでチケットを手放すべきなのかをご紹介します。
- ヤフオクなどのオークション
- チケット流通センターなどのチケットフリマサイト
この当たりは鉄板です。
餅は餅屋、転売は転売プレーヤー、チケット転売はチケット転売してる場所ということです。
たった1枚のチケットをヤフオクに出すと、思いもよらぬ利益が生じてしまうことがあります。しかし、ある程度であれば問題になるほどではありません。
むしろ、少し高くなっていることを前提でチケットを落札するので、買い手も認識した状態です。
しかし、チケット転売センターは違います。
出品する時点で、利益を上乗せしないで出品すれば済む話です。オークションにしても同じで、利益を期待しないで即決価格でチケットを出品すれば済む話なのです。
全て犯罪となるのは、小さな火種が原因となってしますことです。
だからこそ、小さな火種も起こらないように、そもそも利益が起こらないように、「少しでも手数料でもいいから欲しい」という気持ちを払拭してください。
少しでも手に入ってしまった手数料が原因で、今の生活を一生失うことになりかねません。
行きたかったライブや劇に行けなくなってしまうというシチュエーションは、生きているうちにそう何度も起こりうることではありません。
一度の甘い考えをしっかり制することが出来さえすれば、その後も素直に誠実に生きることが出来るのです。
ちょっと大げさかもしれませんが、大事なことなので口を酸っぱくして言っています。
甘い考えをもつのは止めましょう。
良いことは何一つとして起こりません。悪影響しか無いのです。
チケット転売でうっかり得てしまった利益はどうしたらいいか
知らずにチケットを転売して利益を得てしまったということもあると思います。
その後でチケット転売が犯罪だということを知り、後から摘発されないかどうかが心配で不安になってしまうこともあると思います。
そんなときの感情の処理はどうしたらいいのでしょうか?
オススメするのは【寄付】です。
多くもらってしまった利益を相手に返すことは、基本的に出来ません。
相手はそれで良しとして多くお金を払ってくれているので、相手の意志を無碍にすることになりかねないからです。
でも多くお金をもらってしまった。怖い。後から訴えられたらどうしよう。
そういう時は寄付するのが一番良いです。
数万円、数十万円という金額を多くもらうことは無いと思います。
数千円、多くても1万円くらいだと思うので、そういうときは寄付したり、周りの人に何かプレゼントしたりして、手元に残さないことです。
変に残るから恐れも残るのです。
なのでぜひ、意図せず多くもらってしまった場合は寄付してみましょう。
チケット転売と向き合うにあたって、今後の課題
利益を多くもらうのは、真っ当なビジネスモデルであれば問題ないのです。
今回はチケット転売だからこそ問題が生じていることです。
チケット転売以外で法律に抵触しなければ問題ありません。
重要なのは「犯罪か、犯罪じゃないか」です。
そこさえ間違えなければ、遠慮なくビジネスを展開していきましょう。
真っ当な方法であれば、買い手の人とのwin-winな関係を構築出来るはずです。
以上となります。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。