2016年に、ソニーの家庭用VRゲーム機として
「Play Station VR(PSVR)」
が発売され、大型家電量販店では、
買い求める人が殺到しました。
その中には、転売目的で購入する
転売屋(転売ヤー)も混ざっていました。
発売開始の2016年~2017年にかけて、
Amazonやヤフオクなどの
インターネットサイトでは、
転売屋たちのPSVR転売が活発に行われていました。
今回はそんなPSVRの転売について
触れていこうと思います。
目次
転売屋(転売ヤー)が多数出現した
発売と同時に全国で転売屋が多数出現しました。転売屋自らが行列に並んで購入したり、アルバイトを雇って、前日から並ばせたり、ありとあらゆる方法で買い占めようという動きがありました。ここでは、商品を購入した後の転売屋の動きについて見ていきましょう。
発売時はニュースにもなりました
PSVRは、日本やアメリカなど
世界42か国と地域で発売された、
ソニーの新型ゲーム機で、その発売当初は、
ニュースやテレビで報じられました。
東京都内の大型家電量販店では、
100人以上の大行列ができていましたね。
テレビ番組でも有名人のVR体験などの
特集が組まれ話題になりました。
そんな大人気のPSVRを転売して稼ごうと、
転売目的で購入した人も
多かったと言われています。
メーカーであるSONYからも
下記の様な文書が発表されました。
「PlayStation VRの予約に関しまして、6月18日(土)より開始いたしました
日本国内におけるPlayStation®VRの予約につきまして、おかげさまで大変ご好評をいただき、現在、多くの販売店および各社ECサイトにて品切れの状態が続いております。このことにより、お客様には大変ご迷惑をお掛けしておりますことを、心よりお詫び申し上げます。
予約再開に向け準備が整い次第、弊社プレイステーションオフィシャルサイトおよびPlayStation VRの「プレミアムメールマガジン」にてご案内いたします。お客様におかれましては、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
出典:ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアPlayStation VRの予約に関しまして
転売屋はどこに出品している?
転売目的で商品を買い占めた転売屋は、
どこで商品を販売するのか?
また、PSVRは、転売した時に
儲けることができるのでしょうか?
発売当初の定価は、49,980円と
ゲーム機にしては高額でしたが、
すぐに完売となりました。
買いたくても買えなかった人は、
ネットで検索すると、ヤフオク!で
高値で転売されている。
という事態になっていました。
✓オークションでPSVRが転売されていた
✓ネットでは、転売屋批判が多数あった
当時、ヤフオク!での販売価格は、
70,000円~75,000円で推移しており、
20,000円前後も高値で出品されていました。
それでも、手に入れたい人が殺到し
高額でもどんどん落札されていきました。
「PSVR欲しかったけど、転売屋のせいで小売価格の倍の値段になってる!」
「PSVRさ、転売屋の人が頑張り過ぎて本当の需要に比べてつり上がってる気がするんだよね…」
「PSVR転売してるやつなんなん。服もそうだけど使わないなら買うなよ」
「予想通りの転売祭りだわPSVR。転売から買う側もアウトだと思うがね」
「PSVR見てみたけど転売野郎どもが全部買い占めてて定価で売ってるところがなかなかみつからん」
「ヤフオクがPSVR転売祭り」
「それにしてもPSVRの転売多すぎるわ なかなか強気な値段設定やし」
上記のように、ネット上では
転売屋に対する声が殺到しました。
日本では、転売目的の購入や出品は
「健全な経済活動」
として見られない傾向があるので、
転売をしている人たちに対して、
多くの批判が集まりました。
PSVRの転売は、はたして稼げるのか?
商品を大量に買い占めて転売している転売屋ですが、果たしてPSVR転売でどのくらい稼ぐことができるのでしょうか?ここでは、儲かった転売屋と、失敗した転売屋について解説していきたいと思います。
儲かった転売屋
PSVR転売で儲かった転売屋がいたのは事実です。
一体どれぐらい利益が出たのでしょうか?
PSVRの標準定価は44,980円です。
PSVRにPSのCameraをセットにした
「Play Station Camera同梱版」が
49,980円(税抜き)です。
ヤフオク!では、70,000円前後で
売られていたので、約70,000円ー約50,000
=約20,000円の利益
が出ていたことになります。
1台売れれば2万円の利益
と、いうのは美味しいですよね。
発売当初は、需要と供給のバランスが
取れていなかったので、このような価格でも
販売でき、転売屋は儲けることができました。
失敗した転売屋
ヤフオク!で転売屋の出品が
活発に行われていることを受け、
メーカーであるSONYをはじめ、
任天堂など大手ゲームメーカー、
おもちゃメーカーは対策を実施しました。
どんどん追加生産をしていき、
在庫を豊富にする作戦です。
商品が市場に出回れば、高騰していた価格は
どんどん定価に近づいていきます。
結果、大量に買い占めをしていた転売屋が、
急激な価格低下により
赤字に追い込まれる事態となりました。
PSVR転売の現状はどうなっているのか?
これまでメーカーや店舗が対策をして、転売の撲滅を進めてきました。現在、PSVR転売はどのような状況になっているのでしょう。ここでは、PSVRの価格と転売屋の現状について見ていきましょう。
価格はどんどん下がっている
PSVRのようなトレンド商品は、
発売当初は品薄状態となり、
一時期価格は高騰しますが、
時間が経過すると需要に対して
供給が追い付いていきます。
結果、定価に落ち着くという傾向があります。
メーカーの対策により、これまで
高騰していた相場がどんどん下落していき、
現在のPSVRは、4万円前後となっています。
こうして、PSVRは、転売屋が手を出さない、
利益が出ない商品となったのです。
転売屋の現状
PSVR転売は、相場が落ち着いたこともあり、
儲けることができなくなった転売屋は
手を出さなくなりました。
そんな中、メーカーは日々新しい商品を
開発して発売をしていきます。
最近では、SONYから、PS4本体の
5万台限定バージョンが発売されました。
歴代のPSのハードウェア世界累計実売販売台数
5億2,530万台突破に際して、
特別デザインモデルで作られたPSです。
限定モデルでは、PS4では初となる
濃紺色のスケルトンボディが採用されました。
また、00001~50000の
シリアルナンバーの刻印が
特別感を高めています。
↓ヤフオク!相場はこちら↓
上記のように、限定モデルということもあり、
プレイステーションのコアなファンは
定価より金額が大幅にアップしても、
手に入れたい人がいるので
PSVRと同様に高値でも売れていきます。
しかし、限定商品の場合は
大量仕入れは難しいのが現状です。
でも、確実に利益になる商品なので、
仕入れることができれば
大きな成果をあげることができますね。
仕入れの方法としては、
ネットショップでの予約、
ショーシンWEBでの抽選販売、
ひかりTVショッピングでの抽選販売など、
さまざまな方法がありましたが、
購入者が一気に集中するので
なかなか手に入れるのは難しいです。
そこで、少し視点を
変えてみることが大事です。
本体の仕入れは難しいですが、
付属品のコントーラーや
ヘッドセットについては、
限定モデル単体でも販売していて、
在庫も余裕があるようです。
✓ワイヤレスコントローラー
500Million Limited Edition
✓ワイヤレスサラウンドヘッドセット
500Million Limited Edition
コントローラーなどは、
使っていくと劣化しますので、
壊れた時や、予備で持っておきたい人が
単品で購入する場合があるので、
そこを狙っていく訳です。
コントローラーなどのアクセサリー関係は、
バラ売りでもバンバン転売出来るので、
アイテムごとにリサーチを
していくとよいでしょう!
あなたがトレンド商品を転売する際に気をつけること
いかがでしたでしょうか?
PSVRのような人気商品、トレンド商品は、
発売当初から注目され一気に売れていくので、
しばらくは品薄状態が続きます。
しかし、メーカーの対応で
生産が追い付けば、
市場に出回るので価格も下がっていきます。
仕入れるタイミング、
売るタイミングを間違えると、
大量に仕入れたけれど、
相場が下がっていき
利益どころか赤字になる。
なんてことも起こります。
タイミングを逃さないように、
リサーチや情報収集が重要になってきます。
今回は、PSVRをご紹介してきましたが、
メーカーはどんどん新商品を開発しています。
ソニーであれば、PSVRの後は
PS4の生産限定モデルなど。
他メーカーの人気ゲーム機である
任天堂スイッチや、電子たばこも同様です。
トレンド商品は、利益の出るお買い得な
タイミングがあることを覚えておきましょう!